ヨルダン:ベテラン議員が新サイバー犯罪法案について言及(5)

2023年08月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■上院の左派議員が繰り返す…「政権内の潮流は国王の方針と対立している」

【アンマン:本紙】

この新法案は、左派を街頭でイスラーム主義の側に近づけ、またサブリー・イルビーハート氏やマアン・カターミーン氏、サミール・ハバーシュナ氏といった前大臣等を含む広範囲のクラスタを自身らの経路から遠ざけ、沈黙を破らせるほどには挑発的であった。ハダーディーン氏や、彼以前にはハマールナ氏やニムリー氏によって行われた告発は、鋭くその特徴において明確であった。そしてそのもっとも広範な見出しは単に「はい、新法案は国王による近代化の潮流と相反しています」といった表現であるにとどまらず、イスラーム運動と左派の間に起こった調和的化学反応であった。その証拠としてムラード・アダーイラ師は左派とイスラーム主義者を結託させることに成功した法律について語り、ニムリー氏はこれに対して、同様の文脈における「親愛なる立役者、ムラード氏」との連携を確認した。

この状況はそれ自体が仕組まれているのだろうか。抗議と反対のマイクをムスリム同胞団の活動家らだけに握らせておかないために、何らかの勢力が意図したことなのだろうか。

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翻訳者:齋藤公佑
記事ID:56195