冬の寒い日々にぴったりのイランの伝統的なデザート

2024年01月02日付 Hamshahri 紙

 カーチーはイランの伝統的なデザートの一つで、アゼルバイジャンをはじめ、イラン南部の地域の一部でもナズリー[宗教行事等の際に作って振る舞われる願掛け食]として調理されている。

【ハムシャフリー電子版】温かくてエネルギーの溢れるこのデザートは、愛しい人たちが甘くて栄養価の高い食べ物を必要とする、冬の寒い日に大変適している。

◆必要な材料

米粉 大さじ1
小麦粉 1カップ
バター 100g
砂糖 2カップ
バラ水 小1カップ
粉末サフラン 小さじ1
水 3カップ

1. はじめに、スチール製の深鍋に水と砂糖を入れ、コンロの弱火にかけて砂糖が水に溶けるまでよく混ぜる。その後サフランを加え、数分経ってからバラ水を加える。液が濃くなってからコンロの火を止める。
2. 中サイズの深鍋にバターを入れ、コンロの弱火にかける。バターが液状になったら小麦粉を加えて、小麦粉の色が変わり黄金色から茶色になりかけるくらいまでよくかき混ぜる。その次が米粉を加える番である。米粉を加えた後、しっかり火が通るまでそれをコンロの弱火にかける。
3. 2の準備ができたらこれに用意した液を加え、弱火にかけてよく混ぜる。この時間は少なくとも15分かかる。
4. この段階でカーチーを煮込む必要があるため、深鍋をヒートディフューザーに置き、その蓋の上に保温カバーを被せる。このままおよそ30分から45分間カーチーを煮込む。時間が経ったら用意したお皿に注いで召し上がれ。


◆(調理の)コツ

・煮込んだ液はジャムの液のように濃くて伸びがある状態でなければならない。
・バラ水の香りが逃げないように、液が濃くなる最終段階でバラ水を加える。
・カーチーの粘度はフェレニー[イラン版プリン]のように、あまり固すぎず緩すぎないくらいでなければならない。
・この小麦粉と米粉を混ぜたものにしっかりと火を通すためには、火を通した粉を小さじ1杯分だけ水に加える。泡が出てきたら小麦粉に十分火が通ったというサインだ。


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翻訳者:MN
記事ID:57097