レバノン:イスラエルはレバノン戦線における政治的解決に応じるべきか?(2)

2024年02月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「不可避でありながらも、適切なタイミングを待つべき」...イスラエル:いつ米国政府とレバノンの「明日」を話し合うのか

【イスラエル・トゥデイ:オデド・グラノト】

ガザ地区同様、レバノンにおいてもテロ組織との直接交渉は行われなかった。レバノンはガザ地区とは異なり見かけ上は政治的国家だが、しかし、見せかけにすぎない。カタール政府と全く同じように、暫定政府は提案を真の主であるヒズブッラーに伝え、同組織の唇が発する言葉を待っているだけである。

ナスルッラー書記長は、ガザ地区での戦闘が終わらなければ停戦に合意することはないと表明した(イスラエル軍の撤退や包囲の解除を要求しなかったことは良い点だ)。しかし彼は自身が、北部国境での衝突を停止し、全面戦争を防止する政治的合意に関するあらゆる提案に対してオープンであり、それらに耳を傾ける姿勢にあることを示した。

このような理由のうちもっとも重要なのは、イラン(シーア派)が自国の利益を守るため、そして攻撃を受けた場合にそれが高度な防護壁となるように設立したヒズブッラーが、パレスチナの組織(スンナ派)を救うために戦争で壊滅してしまうという点だ。パレスチナのために数百人程度の構成員を犠牲にすることは許容されても、自殺に及ぶ必要はない。

ヒズブッラーが仲介者らに「耳を傾ける」姿勢にあるということは、この組織が乗り出したイスラエルに対する戦争が、たとえイスラエル北部の町々の空白化や多くの被害につながったとしても、レバノン南部の10万人以上の住民(その大多数がシーア派)が自宅からの避難を余儀なくされたという事実と結びついている。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57325