メッカ大巡礼者とアタバート参詣者に対する詐欺に関し警告

2025年05月09日付 Jam-e Jam 紙

 巡礼・参詣庁は、ハッジ・タマット[メッカから16ファルサング(約48マイル)以上離れている人が行う大巡礼で、ハッジの前にウムラ(小巡礼)を行い、髪の毛を剃るか切る等の儀礼が定められている]の巡礼やイラクの聖地アタバート[イラクにあるシーア派・十二イマーム派の聖地(ナジャフ、カルバラー、カーズィマイン、サーマッラー)]への参詣に際しての詐欺について警告を発した。

【ジャーメ・ジャム電子版】巡礼・参詣庁は次のように発表した。

「ハッジやアタバートへの派遣に関し虚偽の募集が行われているとの報告が国内のさまざまな州からあることを受け、聖地訪問を希望する方々に対し、巡礼と参詣の申込は全て当庁の公式サイトでのみ行われ、個人の口座へのいかなる費用の支払いも詐欺や恐喝に当たることをここに通知する」

「また、メッカ大巡礼[ハッジ]者とアタバート参詣者の派遣に関する全ての告知は、haj.irのURLの公式サイトとmy.haj.ir及びatabatorg.haj.irのシステム上で確認できる」

 巡礼・参詣庁の発表によると、オルディーベヘシュト月15日[西暦5月5日]月曜日から始まったイラン人巡礼者の派遣は、同月19日[西暦5月9日]の終わりまでに約9700人に達し、66の巡礼団に分かれて聖地メディナ入りしている。

 巡礼者はメディナに5泊6日滞在し、その後、シャジャラ・モスクのミーカート〔巡礼者がイフラームに入る場所〕でイフラーム[縫い目のない2枚の白い布(イフラーム布)を身にまとい巡礼の準備が整った状態)に入り、高速列車で聖地メッカに向かう。

 今年は、イランからは約8万5850人の巡礼者がハッジのためにサウジアラビアを訪れる予定である。


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翻訳者:SM
記事ID:60165