テヘラン・メトロの駅が世界賞にノミネート

2025年06月06日付 Hamshahri 紙

 アーガー・ハーン建築賞候補となった世界の様々な国の建築物369件の中から、Ka Architecture Studioが設計したテヘラン・メトロのジャハード駅[ジャハード広場駅]が最終リストに残り、総額100万ドルの賞金を競っている。

【ハムシャフリー電子版】アーガー・ハーン建築賞は3年に1度卓越した建築と設計で文化、社会、環境の永続性に貢献し、人々の生活にプラスの影響を与えるプロジェクトに与えられる賞で、世界で最も権威ある建築賞のひとつである。各期に最終選考プロジェクトリスト(ショートリスト)が発表される。2025年のアーガー・ハーン建築賞最終リストには、イランから2つのプロジェクトがノミネートされている。

1. ホルモズ島のマージャラー・レジデンス

 このプロジェクトは、モハンマドレザー・ゴドゥースィー氏が指揮するZAVアーキテクツによって設計された。マージャラー・レジデンスはカラフルなドームを持つ、観光客のための持続可能な宿泊施設であり、同時に図書館、礼拝所、集会所といった地元住民のための施設も存在する。このプロジェクトは地方の労働力を活用し、彼らの技術向上の目的で企画された。

2. テヘラン・メトロのジャハード駅

 このプロジェクトはKa Architecture Studioにより企画された。地域の手製煉瓦と多様なアーチを使用したメトロのジャハード駅は、歩行者のための快適な空間を造りだしており、同市の陸標となっている。この駅は、光と風が空間によく通るように設計されている。

 369件のノミネートのうち、以上2つのプロジェクトが各国からの他の17プロジェクトと共に最終リストに残り、総額100万ドルの賞金を競っている。アーガー・ハーン建築賞は3年に1度、イスラーム社会のニーズと理想に応え、文化、社会、環境に有益な影響を与えたプロジェクトに授与される。


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翻訳者:SM
記事ID:60301