エジプト:「アラブ人を装うシオニストら」の顕著な活動

2025年09月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトにおける「アラブ人を装うシオニストら」の顕著な活動

【アブドゥンナースィル・サラーマ】

アラブ人を装うユダヤ人は、イスラームの支配下にあったアンダルスの国、そしてまたアラブのマグリブ諸国やマシュリクといったその他の地域でも暮らしていた。アラビア語は彼らにとって流暢に話すことのできる日常的な言語であり、宗教的、文学的、哲学的な著書をこの言語で著した。彼らはアラブ・イスラームの文化に融合し、なかには重要な地位に就いた者もいた。こうした人々は『ユダヤ人・ユダヤ教・シオニズム』の百科事典の著者であるアブドゥルワッハーブ・マスィーリー博士が、後に「機能的ユダヤ人」と名づけた概念の先駆けであった。彼は「これから先、私たちはムスリムの装いをしたユダヤ人を見出すだろう。というのも、機能的ユダヤ人とは、モスクで私たちとともにイシャーを実践するムスリムでありながら、しかし実際にはユダヤ人の将軍が果たすのと同じ役割を果たしているのである」と述べた。

エジプトの情勢を追う者にとっては、こうした者たちの存在に驚かされるだろう。彼らは要所要所に広がり、シオニスト国家への従属という衝撃的な事態が、「アラブ人を装うシオニスト」であるジャーナリストや政治家、思想家らを介して、メディアと「ソーシャルメディア」を同時に席巻している。彼らの経歴は明らかであり、アラブ的でもイスラーム的でもない帰属を持っている。

そしてそれは、街頭において直接に働きかけ、関与することの必要性に関して、シオニストが公式な指示を行っていることを示しているのである。なぜなら、秘密裏のあるいはごまかし的な活動は、もはやこの段階において効果をもたらさないことが明らかになったからである。つまりそこでは、パレスチナ抵抗への共感はその頂点へと達し、ついにはその体制を除去する必要性を求める呼びかけが生じるまで至っている。

(後略)


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翻訳者:遠藤美佑
記事ID:60860