アラーグチー外相:アメリカ人らとは仲介者を通じて、また仲介者なしでメッセージのやり取りが行われた|しかし妥協には至ることができなかった。なぜか?その理由とは…(1)
2025年09月30日付 Hamshahri 紙

我が国の外務大臣はニューヨークで行われたイラン・アメリカ間のメッセージのやり取りについて触れた上で「イランの利益を含まないいかなる合意にも我々としては受け入れるに値しない。」と述べた。
(ハムシャフリー電子版)我が国の外務大臣であるセイイェド・アッバース・アラーグチー外務大臣は自身のニューヨーク外遊を終えるにあたって総括し、記者会見の中で以下のように述べた。「ニューヨークでは非常にタイトな1週間を過ごし、様々な活動を行った。その一部はスナップバックの議論に関するものだったが、一方で我々は国連総会への出席を通じ、常に他の国々との2国間関係推進のために国連総会への出席に加え、複数の国際会議や国連および国連以外の様々な会合への出席の機会を活用してきた。
同氏は以下のように付け加えた。「我々は31ヶ国以上の外務大臣らと2国間会談を行った。核についての議論も提起され、国としての立場を述べた。そしてそれらの国々との2国間関係についても検討し、我々は、各国が独自のアプローチを取る形で経済協力を図ることや合同委員会を開催することについて決定した。
アラーグチー氏は以下のように述べた。「様々な会議に参加し、中国の発案で開催された世界規模での開発の議論と会議はとても重要なものであった。偉大なる預言者(彼とその一族に祝福あれ)生誕1500年記念の議論がイスラーム協力機構において我々のイニシアチブにより提出・承認され実施され、ニューヨークで行われた会議に参加した」
我が国の外務大臣はまた、「イラン・ロシア・中国・パキスタン間で開催されたアフガニスタンに関する4ヶ国会談に参加した。この国連の枠組み外での重要性を有するものだった」と述べた。
同外相は、国連事務総長と面会しスナップバックの議論に関する最終的な立場が提起されたと述べ、以下の様に続けた。「スナップバックの議論において次のようなことが起きた。我々はイラン・イスラム共和国から譲歩を引き出すための試みに直面したのだ。彼らが求めた譲歩は全くもって不合理であり得ないものだった。その代わり、我々は完全に合理的な―欧州側も完全に合理的と認めた―提案を行ったのである」
我が国の外務大臣は以下のことを強調した。「この1週間、ヨーロッパ3ヶ国や国連事務総長、IAEA事務局長などと多くの会談が行われた。双方の提案での妥協を図ろうとする努力は行われたが、アメリカ側の過剰な要求とヨーロッパ諸国の同調により妥協には至れなかった。なぜだろうか?理由は、我々はイランの人々の権利と利益を守る立場にあり、イランの利益を含まないいかなる合意にも我々側としては受け入れるに値しないからである」
―(2)に続く―
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翻訳者:TH
記事ID:60950