保健省が大気汚染対策の指針を策定(1)

2025年12月17日付 Hamshahri 紙
 我が国の大部分の地域で大気汚染が人々の健康にとって最も重要な懸念事項となっている一方で、保健省環境労働衛生センターの所長はこの問題の解決は困難ではないことを強調している。

【ハムシャフリー電子版】大気汚染はここ数十年、イランにおける最も深刻な環境問題の1つであり、数百万人もの人々の健康を危機にさらしている。急速な都市化や自動車の増加、産業界や車両の基準外化石燃料の使用、環境管理の不徹底がこの危機の主な要因であると見なされている。

 テヘランやエスファハーン、アフヴァーズ、タブリーズ、マシュハドのような大都市は、1年のうちほとんどの日において危険なレベルの大気汚染に直面している。世界保健機関(WHO)と我が国の保健省の統計によると、国内で毎年約6万人が大気汚染により直接的に、あるいは間接的に命を落としている。この死者数により、大気汚染はイランにおける早死の主な要因の1つとなっている。

 大気浄化法は2017年に起草され承認されたにも関わらず、承認から8年が経過した現在も、23機関に執行責任がある一方で、わずか15%ほどしか執行されていない。

 保健省環境労働衛生センターの所長であるモフセン・ファルハーディー氏は、ファールス通信のインタビューにおいて「大気汚染問題の解決と、様々な機関が協働してもなぜ依然として問題を解決できないのか」という点について以下のように述べた。
「実際のところ、大気汚染問題全般を解決しようとするのであれば、法律にも明記され且つ科学的にも指摘されているように、インフラ問題を解決する必要があります」

 同氏は続けて以下のように述べた。「インフラ問題を解決するためには、燃料を最適化し、自動車を改良する必要があります。実際、発電所が良質な燃料を使用し、デバイスのオーバーホールが適切に行われる必要があります。そうすることで、最終的に大気中に汚染物質が拡散されないようにしなければならないのです」

 保健省環境労働衛生センターの所長はさらに以下のように述べた。「汚染物質が拡散された場合、当然のことながら多くの大都市では、地理的条件や気候条件により汚染物質の蓄積が助長されます」。同氏はさらに付け加えた。「ご存知の通り、ほとんどの大都市、特にテヘランは盆地状の地形になっており、一般的に空気循環すなわち風や様々な問題、あるいは特に降水量の少ない寒冷な気候条件が残念ながら我が国に存在しています」

−(2)に続く−


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翻訳者:IS
記事ID:61553