農民対象の借金減免法案作成(9-20-2-3)
2013年05月27日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月23日

 借金で苦しんでいる農民を対象とした借金減免法案を、民族代表院議会、法と経済問題委員会が作成していることを、同議会議員のDr.ミャッニャーナソーが本誌に話した。
 「高金利で借り受けた借金がもとで、村落の農民が借金苦に陥っているのを解決するために、法案を作成している。今まさに作成中で、まだ詳しいことは話せない。」と同氏は述べた。
 「次の議会に間に合ったら、この法案を提出する。一刻も早く完成するように取り組んでいる。」と同氏は続けた。
「法案を作成していく過程で、農民にとって本当に有益な項目を入れ、アセアン域内の国々から農民を保護する法律に詳しい識者を招いて作成する必要がある。」と農地及びその他の土地没収調査委員会委員のドー・キンワインチーがコメントした。
 農民は農業経費への貸付金を、関係する郡農業銀行から引き出すのだが、実際に借りられるのは栽培時期よりも後になるので、一般の貸し付け業者から5乃至10パーセントの金利で借りて栽培しなければならないと、農民の借金苦について、エーヤワディー地域ダヌピュー郡の「自由な農民の会」会長で自身も農民のウー・ティンアウンが話した。
 農民は農業銀行からの借金を8パーセントの利子で借り入れるのだが、返済期間が短いため、実際には他の高利貸しからさらに借金して返済していると、エーヤワディー地域の農民らは口々に語った。
 「農民が借金の負の連鎖から抜け出せるように、長期金利で農業資金の貸し付けをすべきである。」と、ドー・アウンサンスーチーと農民の会合に参加したマンダレー地域農民代表のウー・キンウィンが話した。
 新政府のもとで、農民の生活向上のため、農民の権利保護法案の起草作業や農業経費に見合う米の価格設定に関わる法案が予定されており、今またそれらに加え、農民の借金を減免する法案提出に向け準備が進められている。

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( 翻訳者:石橋知士 )
( 記事ID:115 )