ベトナム、飢餓・貧困削減目標を達成
2013年06月13日付 VietnamPlus 紙

国連食糧農業機関(FAO)は6月12日付けの報告書の中で、ベトナムは飢餓・貧困削減に関する国際目標を達成した国の一か国であると述べた。
上記報告書によれば、上述の各種目標のうち、2015年までに飢餓・貧困人口の割合を50%削減するとの目標を達成したのは38か国であり、ベトナムは、1990年から1992年および2010年から2012年の段階において、飢餓人口数の50%削減目標を達成した。
 FAOのジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ事務局長は、目標を達成した各国の成功を高く評価すると同時に、この成功により、目下、各国がより良い未来に向かっていることを確認した。同局長によれば、このような成功は、飢餓・貧困削減に向け、政府が強い意志と緊密な調整・協力を行ったことの証であり、各国が飢餓・貧困の状況を急速かつ持続的に解決したことこそは、かかる成果に表れていると述べた。
 また、シルバ局長は、今月6月16日に、イタリアの首都ローマで、上記38か国を顕彰する式典を開催する予定であると述べた。同局長は、2012年6月にブラジルで行われた国連・持続可能な開発会議(リオ+20)において、潘基文国連事務総長が初めて提案した「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」のイニシアティブに則り、飢餓・貧困を完全に無くす方向に向かって引き続きこの問題に取り組むよう38か国に呼びかけた。
 FAOの統計資料によると、ここ10年、全世界における飢餓・貧困人口は減少したにもかかわらず、依然として8億7,000万人もの人々が食糧不足に直面し、幼い子供を含む何百万人もの人々がビタミンとミネラル不足に直面している。
 ミレニアム開発目標(MDGs)は、各国に、1日平均1.25米ドル以下で生活する人々の比率の削減と低所得者のための雇用創出を喚起している。

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( 翻訳者:奥山貴子 )
( 記事ID:171 )