1500名以上の僧侶の支持で仏教保護委員会組織(9-25-3-1)
2013年06月30日付 The Voice 紙

ヤンゴン 6月28日
 僧侶1500名以上の支持により、仏教保護委員会を6月27日に組織した旨、民族の宗教たる仏教維持保護に関する教戒聞法会並びに導師僧との協議集会において、報道委員会のサンダーティーリ師が語った。
 この委員会は、中央執行役員並びに執行委員会委員長として、ユワーマパリヤッティ教学僧院 (インセイン)、国家教戒師エッガマハーパンディータ・バッダンタティローカビワンタ長老がその任を担い、僧侶61名で最初に組織されたこと、また、今後法律の専門家ら在家の民間人も加えて組織していく旨、同師は補足した。
 「国家サンガ大長老委員会に許可を求める予定である」と師は話した。
 6月27日、インセイン区アウンサントーヤタッウー僧院において開催された教戒聞法会並びに導師僧との協議集会において、1500名を超す僧侶たちの賛同を得てこの委員会を組織したものである。
 知識提供により対立を予防し、国民の団結と全ての宗教の秩序だった平和的共存を呼びかけ、法律に則り民族の宗教たる仏教を保護することを目的として、同委員会を組織したこと、また、仏教を広めるための講話、学習会を仏法に基づき実施すること、知識や思考、教育の向上活動を行うこと、民族保護法*の制定に向け活動していくことが、上記の組織から分かった。
 仏教に関してタイム誌の記事と同様の問題が生じた場合、諸外国に説明し問題解決できるよう、また仏教を保護するために、ガイドラインを主導策定する委員会を組織するべきであり、そこには国際理解に通じた人物を加えるよう、ティーダグー国際仏教大学の総長ドクター・ニャーネィタラ長老が協議集会において提案した。
 会議の閉幕時に、仏教保護委員会の結成を支持すること、民族保護法の制定[を求めること]、ウィラトゥ師についてThe Face of Buddhist Terror(仏教徒テロの顔)とする記事を書いたタイム誌に対し厳重抗議すること、国家政府と国家サンガ大長老委員会に仏教保護問題への協力[を要請すること]、宗教対立が起こらないよう協調自制することの5項目を含む声明を発表した。
 タイム誌の掲載記事に関して、僧侶方には耐え忍び許すようお願いし、誤りは誤りであると明らかにすること、正しい場合正しいと認めることが必要である旨、ドクター・ニャーネィタラ長老がこの式典で語った。

*ミャンマーの仏教徒保護を目的とし、改宗や異宗教徒間の婚姻規定、特に仏教徒女性の婚姻と権利保護を目的として作られようとしている法案

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( 翻訳者:酒徳 結 )
( 記事ID:199 )