ベトナム、不良債権処理開始
2013年10月01日付 VietnamPlus 紙

 ベトナム農業農村開発銀行(アグリバンク)は2兆5000億ドンを超える不良債権をVAMC(債権回収公社)に売却した。10月1日、アグリバンクはVAMCと債権売買契約を結び、第1弾の売買を行なった。
 それに伴い、条件の整っている11のアグリバンク顧客企業は、ベトナム国家銀行(中央銀行)の通達19号に定められた規定通りに、VAMCに債権を売却した。VAMCは書類をチェックし、2兆5340億ドンにのぼると見られる債権の総額を1兆7230億ドンで買い取ることに合意した。
 VAMCは特別債券(VAMC債)を発行することで、アグリバンクのために清算をした。この特別債券をアグリバンクはベトナム国家銀行から再融資を受けるために使用することができる。アグリバンクは引き続き効果的なプロジェクトに融資し、農業・農民・農村の分野、直接的には企業と生産経営農家への融資に注力する。
 第1弾のVAMCへの不良債権売却によって、アグリバンクは銀行全体の不良債権の7.56%を減少させることができた。
 アグリバンクはVAMCへの債券売却を実行した初めての金融機関である。今週、VAMCは3つの銀行の不良債権を買い取るとみられている。その3銀行とは、サイゴン商業銀行(SCB)、サイゴンハノイ商業銀行(SHB)、ペトロリメックス・グループ株式商業銀行(PG Bank)である。10月中にVAMCは特別債券によって約10兆ドンの価格で各金融機関から債権を買い取るとみられている。

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( 翻訳者:広瀬美佳 )
( 記事ID:316 )