アメリカでのベトナム人留学生、増加
2013年11月12日付 VietnamPlus 紙

 11月11日、アメリカの国際教育協会(IIE)は、外国人留学生の人数に関する年次報告を公表した。そのうちアメリカの大学・大学院で学ぶベトナム人学生の数は2012年―2013年度にかけて記録的なレベルに達し、世界最大の経済大国に少なからぬ経済的貢献をした。
 「2013年度版・国際教育交流についての門戸開放報告書」によると、2012年―2013年度にかけて、各国からの合計81万9644人の留学生がアメリカの大学・大学院で学び、前年度と比べると約5万5000人の増加となった。
 アメリカで学ぶ外国人留学生の人数は今年で7年連続増加となった。留学生の人数は10年前と比べると40%も増加しており、アメリカの大学・大学院に在籍する国内外の学生総数約2,100万人のうちの4%近くを占めていることになる。
 2012年―2013年度にアメリカの大学・大学院に最も多くの学生を送り込んでいる3か国は中国、インド、韓国で、外国人留学生全体の49%にもなる。
 今年度、アメリカの大学・大学院で学んでいる中国人留学生の数は最も多く、23万5000人に達し、2011年―2012年度と比べると21%増加している。2012年―2013年度にアメリカに留学しているクウェートの留学生数は最も増加率が高く37%に達し、5100人余りとなっている。次いでサウジアラビアの30%増の4万5000人近く、さらにブラジルの20%増、1万900人である。
 アメリカの大学・大学院で学ぶベトナム人留学生の数は2012-2013年度では1万6098人であり、前年の2011-2012年度と比べて、3.4%増加した。この数は、アメリカに留学生を派遣している国の中で8番目に多い。
 現在ベトナム人留学生の70%近くが、四年制大学で学んでいる。アメリカ以外からの留学資金を使っている人が約72%で、アメリカに総額240億ドルもの経済効果をもたらしている。
 外国人留学生がもっとも多いのはカリフォルニア州であり、その数は10万人を越えている。次いでニューヨーク・テキサス・マサチューセッツ・イリノイと続いている。
 一方、外国で学ぶアメリカ人留学生の数は2012-2013年度で3%増加し、28万3332人であった。最も人数が増加したのはラテンアメリカと中国である。
 外国の大学・大学院で学ぶアメリカ人留学生は、1991-1992年度にその総数が7万1千人しかいなかったのに比べ、過去20年間で3倍以上に増加した。
 アメリカ人留学生数の多い上位5カ国は、イギリス・イタリア・スペイン・フランス・中国である。

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( 翻訳者:小泉里夏、伊牟田梨加 )
( 記事ID:418 )