11月13日午前、国会は、総数498票中421票でヴー・ドゥック・ダム氏を、また総数498票中427票でファム・ビン・ミン氏を副首相に任命することを承認した。
　13日午前の会合において、国会は人事に関する協議を行うとともに、改正破産法案についての上程を聴取した。
　会合の冒頭で、国会常務委員会を代表し、グエン・シン・フン国会議長は、ヴー・ドゥック・ダム氏に対する副首相職の任命及び政府官房長官（大臣級）の解職に関する国会議員団における審議の結果について報告した。　
　その後、グエン・タン・ズン首相は、国会議員から寄せられた意見について国会に報告を行った。（これを踏まえ）国会は、副首相の任命に関するズン首相の要請を承認するための投票を行った。
　（投票の結果）賛成多数により、国会は、ダム政府官房長官（大臣級）、ミン外務大臣の副首相任命に関するズン首相の要請を承認する決議を採択した。
　国会を代表し、フン国会議長は2人の新副首相に祝意を述べ、両者が引き続き与えられた職務に奮闘し見事な成果を上げ、国会議員、有権者、国民の信頼に応えるものと確信すると述べた。
　ダム氏は1963年生まれで、経済学の博士号を取得している。同氏は基本的な訓練を受けた幹部であり、政府事務局において多くの分野の業務を担当してきた。かつてダム氏はヴォー・ヴァン・キエット元首相の補佐官を務め、バクニン省人民委員会筆頭副委員長、旧郵政通信省次官、クアンニン省人民委員長、クアンニン省党委員会書記を経て、現在、政府官房長官（大臣級）を務めている。ダム氏は第10期党中央委員補欠委員、第11期党中央委員である。
　ミン氏は1959年生まれで、基本的な訓練を受けた幹部である。同氏は外交分野における多くの業務を担当してきた。かつてミン氏は外務省国際機関局長で、各国との人権対話にあたって団長を務め、また外務大臣補佐官、外務省筆頭次官を経て、現在、外務大臣を務めている。ミン氏は第10期、第11期党中央委員であり、第13期国会議員でもある。
　引き続いて国会は、ダム氏に対する政府官房長官（大臣級）の解職に関するズン首相の要請を承認した。
　同日午前に、国会は、改正破産法案に関するチュオン・ホア・ビン最高人民裁判所長官の上程と、グエン・ヴァン・ザウ国会経済委員長による本法案の監査報告を聴取した。

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（ 翻訳者:中村詩衣奈、讃井綾香 ）
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