ハノイ市:2014年第3四半期に新たに2つの区が加わる
2013年12月02日付 VietnamPlus 紙

 12月2日午後、ハノイ市トゥーリエム県党委代表は、政府がトゥーリエム県の行政区分を改めて市内に属す新たな2区(quận)・23街区(phường)にすることを承認したのち、同県は直ちに必要な措置を講じ、ハノイ市人民評議会に諮り、政府に報告して最終的結論をえ、2014年第3四半期始めには新しい2区がお目見えできるようにすることを明らかにした。
 新しい2区の名前はまだ確定されていないが、北トゥーリエム区と南トゥーリエム区になる見込みだ。この理由として、トゥーリエムの地名は非常に古くから存在し、タンロン(昇龍)とハノイ(河内)の形成と発展の歴史にゆかりがあるからだと、トゥーリエム県党委・宣教委員会代表は説明している。
 そのため、トゥーリエムの名前は残され、2つの新区につけられることになった。新区の幹部、党員、そして人民の各世代は、引き続き県の伝統への誇りを高め、達成した成果を継承し発揮していくことになる。
 以前から、トゥーリエム=ミーディン区や、トゥーリエム=タイタンロン区など新しい区名の案が多く寄せられていたが、現在最も有力なのは北トゥーリエムと南トゥーリエムの二つだ。県は現在も新しい区の名前を決定するため、人民から意見を募っている。
 北トゥーリエム区の役所は、約20haの広さをもつミンカイ社の農地に建設予定だ。南トゥーリエム区の役所は現在のトゥーリエム県の関連機関が使用している区域(4ha)全部を使う予定だ。新たにできる街区は調整計画を立て、役所や民生サービス公共事業の増設を行なっていく。
 新しい区の境界は、1993年に設定された行政区分に沿って南側に伸び、国道32号線と並行している区画道路である。
 北トゥーリエム区は約32万人の人口、4335haの面積を擁する。13の直属する街区から成る予定で、このうち5つは元の名前をそのまま継承する。トゥオンカット、リエンマック、タイトゥ、トゥイフオン、ミンカイの5つである。8つの街区は、元の4つの社を分けてできており、新しい名前はドンガック1、ドンガック2、コーニュエ1、コーニュエ2、スアンディン1、スアンディン2、フージエン1、フージエン2である。
 南トゥーリエム区は約23万4千人の人口、3227haの面積を擁する。10の直属する街区から成る予定で、チュンヴァン、ダイモー、カウジエンの4つは元の名前を継承する。6つの街区は現在の3つの社を分けてできており、新しい名前はミーディン1、ミーディン2、スアンフオン1、スアンフオン2、メーチー、フードーである。
 トゥーリエム県はハノイの西・北西に位置しており、面積75km2、人口55万人である。現在の人口密度は1平方キロメートルあたり7300人である。15の社と1つの市鎮を擁している。県内には国の重要な建物が多くある。

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( 翻訳者:讃井綾香、梅原美希 )
( 記事ID:467 )