教育のドイモイ:3つの柱を立てる
2014年02月01日付 VietnamPlus 紙

 2013年は、共産党第6期中央委員会第8回会議において、教育訓練の抜本的・全面的刷新に関する29号決議が出され、教育部門にとってターニングポイントとなる年であった。現在、この決議は教育部門において積極的に実行されている。
 2014年の年頭に行われたマスコミとの意見交換会のなかで、ファム・ヴー・ルアン教育訓練大臣は、教育部門では教育刷新にむけて3つの柱を立てたと明らかにした。その3つの柱では、「思考・認識の刷新」が端緒となり、「管理の刷新」は要の解決法であり、「試験の刷新」が突破口となる。

―2013年は過ぎましたが、教育部門の司令塔として、大臣は昨年の教育部門の顕著な出来事は何だと思われますか。

(ファム大臣)
 私にとって2013年の最も意を得た出来事は、党中央委員会が審議の上、2013年11月4日に「社会主義志向市場経済と国際参入期における、工業化・現代化の要請に応じた教育訓練の抜本的・全面的刷新」に関する29号決議を制定したことです。この提案は、党および社会全体の知恵と感情の結晶であり、制定過程において教師、研究者、教育管理者の方々貢献もありました。

―教育訓練の抜本的・全面的刷新の実現は、きわめて重い責任だと大臣はお感じですか。

(ファム大臣)
 私は常に自分の重い責任というものを意識してきました。大臣の仕事を務めるようになって、我々は「教育発展戦略2011-2020年」の策定を急いできました。
 首相が同戦略に許可を出すと、我々はまず「大学教育法」の策定に着手しました。国会が大学教育の質を監査した時は骨が折れ、緊張を要しましたが、有益なことであったと思います。そしてその後、取り掛かったのが、教育訓練の抜本的・全面的刷新の提案です。
 党中央委員会がこの提案を可決する一方、PISA(OECD生徒の学習到達度調査)でも良い結果が得られ、私たちは少し喜びました。そして現在、8中総決議の実現を展開することに引き続き腐心しています。私が1だけ大変だとすると、教育部門の人たち、特に国境地方、島嶼部、僻地で働いている同業者たちは3・4倍大変です。
 何度も私は彼らをこう励ましてきました。「歴史にとって、私たちは時間ぴったしにやってきた人である。より早く来た人は、仕事をしたいと思っても働くことができなかった。ワンテンポ遅れてやってきた人は、参加したいけれども働くことができない。私たちだけがこの大きな名誉を得ることができる。そのため任務を果たすために懸命に努力する必要がある」と。

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( 翻訳者:加藤俊哉、山口里緒 )
( 記事ID:586 )