教育は環境保護に重要な役割を果たす
2014年04月16日付 VietnamPlus 紙

 アメリカ環境保護庁長官ジーナ・マッカーシー氏は、ベトナム訪問中の4月16日、ハノイ環境資源大学の学生たちと会い交流した。
 交流会において、ハノイ環境資源大学の多くの学生が質問し、現在の気候変動・環境汚染問題に関する懸念を共有した。
 ジーナ・マッカーシー氏も懸念を共有している。長い海岸線があるため、毎年ベトナムは多くの台風や他の天災に直面しなければならないからである。特に気候変動に関しては、海水面の上昇はベトナムにとって大きな影響を及ぼす危険性がある。
 研究者によれば、仮に今世紀末に1メートル海水面が上昇すると、メコンデルタの約40%の面積と、紅河デルタの11%の面積が海に水没する。この事は数百万の人々の生活に多大の影響を与える。
 現在、ベトナムとアメリカは、この地域の気候変動の作用軽減に協力するため、アメリカ国際開発庁とベトナム農業・農村開発省との間で共同プロジェクトを立ち上げている。
 ジーナ・マッカーシー長官によると、環境保護において教育問題は非常に重要である。それとともに、相互協力およびパワーと情報の共有、そして社会全体の参加が必要である。環境保護と経済的利益の問題は逆行するものではなく、むしろ互いに依存しあう関係にある。なぜならクリーンで健全な環境こそ、堅固な経済を作るうえでの礎となるものだからである。
 若者たちに対しては、自分達の身近な活動を通して、かれらが我々の地球をよりクリーンに、より安全に、より健全にし、次世代の人々が生きていけるようにしてくれるだろう、とジーナ・マッカーシー長官はそう信じている。

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( 翻訳者:横田知之、田中洋行 )
( 記事ID:658 )