南部メコンデルタにあるドンタップ省の友好団体連合会によると、過去3年間で外国のNGOは、教育・医療・貧困撲滅などの多数のプログラムやプロジェクトの実施に投資するため、750億ドンをドンタップ省に支援し、また同時に同地方での社会慈善活動を行なった。
　大きな成果をあげたプロジェクトには次のようなものがある。120億ドンという最大の援助額の「メコンデルタにおける洪水に被災した子供や家族のために災害後の早期復興を支援する」プロジェクト、団体Children Actionの「子供の心臓手術を援助する」プロジェクト、団体Heiferの「繁殖用オスを飼育・改造し、農家の生活を高める」プロジェクト、団体IOMの「男女平等の促進と女性の権利の拡大」プロジェクトなど。
　Prudence Foundation Asia基金の財政援助による災害リスク軽減プロジェクトは、省境にあるホング県とタンホン県両県の15の小学校の児童と教員のために、2013年７月から現在まで行なわれてきたが、13億ドン余りの経費をかけて終了した。
　これまでに各校の児童と教員は、安全と気候変動適応に関する知識と初期応急手当・避難の知識と実践を身に着けた。水泳を習った89％の児童が泳げるようになった。
　国際赤十字赤新月社連盟は、2011年の洪水によって被害を受けたタンビン社とタンミー社（タインビン県）の74戸の貧困世帯に、洪水・台風対策の家屋建設を支援する現金（総額31億ドン余り）を支給した。現在、各世帯は安定した生活を送っている。
　欧州委員会人道援助局（ECHO）と団体Save the Childrenは、2012年にドンタップ省婦女連合会を通して、タンホン、ホング、タムノンの３県の4800戸以上の貧困世帯の人々に、水ろ過器、バケツ、殺虫剤、栄養パック、衛生パックを含む総額35億ドン以上に相当するお金と贈り物で救援し、1400戸が各戸100万ドンの生計回復補助金を受け取った。
　今後、ドンタップ省友好団体連合会は、防災や障害児・貧困者の支援の分野などで外国NGOからドンタップ省に財政援助をえられるように、人民対外工作を強化していく。
　ドンタップ省はまた、同省内務局、友好団体連合会のウエッブサイトや同省電子情報ゲートにおいて、「2014年から2017年までの段階にドンタップ省の外国NGOが支援する活動プログラム」を外国のパートナーに紹介している。

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（ 翻訳者:土岐健太、榛澤萌、広瀬美佳 ）
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