観光業重点地域の発展事業数か月で開始(10-19-7-1)
2014年05月27日付 The Voice 紙

 ミャンマー観光業発展重点地域として定められているカヤー州の観光業開発が今年8月に開始できる見込みである旨を、国家輸出促進戦略計画を行っている担当官が本紙に語った。
 国際的組織と同様、国際貿易センター(ITC)と共同で行っている国家輸出促進戦略計画のサービス分野の中に、重点分野として観光業が定められている。
 そのため、カヤー州のインフラ分野の開発ではなく、環境および地元民族の文化、習慣、手工芸品を更に発展させるべく行っていくものだと、貿易促進局の副課長、ドー・ティーダーウィンテーが話した。
 「カヤー州に住むパダウン族の文化はタイからのものであると多くの人が思っているのを、ミャンマーのものとして再度明らかにしなくてはならない。また、地域特産品を発展させ、単なる観光ガイドではなくツアーオペレーターを育成し、ホテル・観光関連のあらゆる組織がこの地域に進出してくるように行わなくてはならない」と同氏が説明した。
 カヤー州の観光業発展のために、ITCは観光業に詳しい学者と共同して研究をしており、8月には商業省、ホテル観光省などとも(訳者注:観光業開発への)同意署名をすることを準備していると、同氏が話した。
 国家輸出促進戦略計画は5カ年計画として実行されており、現在は観光分野および農業分野を諸外国の寄付者の協力で実現するための準備しているものである。
 5億米ドル規模となるであろうミャンマーの観光戦略計画は、ノルウェー政府による資金援助、アジア開発銀行の技術援助などで具体化しており、ヤンゴン、マンダレー、バガンおよびインレー地域において観光業関連のインフラ向上のため、約1億6000万米ドルを支出する見通しである。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:酒徳 結 )
( 記事ID:741 )