中国の石油掘削装置の新しい位置はベトナムの大陸棚上にある
2014年05月27日付 VietnamPlus 紙

 中国海事局が5月27日、中国の石油掘削装置HD981をこれまでの北緯15°29’58”、東経111°12’06”から北緯15°33’38”、東経111°34’62”に移動したと通告したことに対し、ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は同日、次のように言明した。「中国海事局の航海情報(5月27日付)に基づく石油掘削装置HD981の新たな移動先は、完全にベトナムの大陸棚上にあり、同位置での石油掘削活動はベトナムの主権的権利と管轄権を侵害している。ベトナムは断固として反対し、中国に対し、直ちに活動を止め、石油掘削装置および護衛艦や作業船をベトナムの海域から撤収させ、同様の行為を繰り返さないよう要求する。」
 また、5月26日の中国外務省報道官の発言に対するベトナムの反応を求める記者からの質問に対し、レ・ハイ・ビン報道官は次のように確認した。「ベトナムは、中国外務省報道官の事実と異なった発言を断固として否定する。ベトナムは、西沙諸島に対する争う余地のないベトナムの主権を確認できる十分な法的根拠と歴史的証拠を有している。中国は武力を用いてベトナムの西沙諸島を占領した。中国の行動は国際法の規定に違反しており、武力による占領が中国に西沙諸島の主権をもたらすことは決してない。」

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( 翻訳者:石井恵梨、山田英輝 )
( 記事ID:809 )