ベトナムにおける社会工作(ソーシャルワーク)を促進・発展させる
2014年05月26日付 VietnamPlus 紙

 5月26日、「ベトナム社会工作養成基礎会(略称はベトナム社会工作養成会)」の第1回大会がハノイで開催された。
 大会は35人を含む執行委員会を選んだ。労働・傷病兵・社会省の児童保護・養成局長であるグエン・ハイ・フー氏が会長に選ばれた。
 同会は労働・傷病兵・社会省の決定に従って設立され、「ベトナム社会工作・職業訓練協会」に直属している。同会は連帯責任を持って、社会工作の養成基礎組織を結集し、会員の合法的な利益や権利を発揮し守り、研究において協力し、養成プログラムを作成し、経験を分かち合い、社会工作養成で出されている要求を解決する方法・政策・仕組みを提案していく。
 開幕の辞で「ベトナム社会工作・職業訓練協会」会長のグエン・ティ・ハン氏は、これまで党・国家は多大な努力をしてきたが、不平等や他の切迫した社会問題が増加傾向にある、と明言した。
 最近の研究の成果によると、ベトナムでは常に30%を超える人が社会工作サービスに接する需要をもっている。そのことは、社会工作を全体的戦略のなかで位置づけることを求めている。安定した経済成長は、社会保障と並行している。社会サービスを提供する需要に応え、2013年憲法の第34条に則り全国民に社会保障を受ける権利を保証するため、専門性を有す社会工作の幹部・職員を養成することは、現在の状況の中で、喫緊の課題である。
 「ベトナム社会工作養成会」の誕生は、新しい見方に変更・接近し、社会工作に関して進歩し、先進的な養成の方法・プログラム・内容について地域や海外の社会工作養成協会との協力を拡大し、専門性を有す社会工作の養成・教育・実行組織の発展・刷新に一歩ずつ貢献していくための良い機会である。
 現在全国で、初級、中級レベルから、職業高等学校、大学、大学院まで40余りの社会工作養成基礎組織がある。これまで35の団体と170人の幹部・教員が同会に参加登録した。これは客観的な要求であり、ベトナムにおける社会工作の促進・発展に資するものである。

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( 翻訳者:相野那奈子、佐久間凱士 )
( 記事ID:818 )