駐米ベトナム大使が中国の陰謀を非難
2014年05月29日付 VietnamPlus 紙

 グエン・クォック・クオン駐米ベトナム大使は5月28日午後、ワシントンのCNN本社で、CNNの国際特派員クリスティアン・アマンプールのインタビューに応じた。
 クオン大使は、現在国際世論の関心を集めている、中国によるベトナムの海域での石油掘削装置の設置および多くの護衛船の配備について、中国の行為がベトナムの主権および主権的権利を著しく侵害しており、国際法、1982年の国連海洋法条約、そして、2002年に中国が南シナ海行動宣言に署名した際に中国の指導者がアセアンと交わした約束に違反すると改めて指摘した。クオン大使は、「ベトナムは、平和的でありつつも断固とした対応で臨む以外にない」と強調した。
 クオン大使は、ベトナムが30以上の石油掘削装置を所有する一方、中国は石油掘削装置をたった一つしか持っていないという崔天凱駐米中国大使の発言を否定し、「中国は新たな事実を作り出し、現状を変え、非紛争地域を紛争地域に変えようとする方策を模索しているが、そうした動きは、受け入れることはできない」と明言した。ベトナムによる石油やガスの探査や開発はここ数十年にわたってベトナムの排他的経済水域および大陸棚で行われてきた。よって、多くの外国企業がこれらのプロジェクトに参加した。もし、これらのプロジェクトが他国と争っている地域でのものならば、確実に外国企業は参加しなかったであろう。一方、中国側は2012年にベトナムの大陸棚にある石油ガス鉱区に対する国際入札を行ったが、参加した外国企業は全くなかった。
 CNNのクリスティアン・アマンプール記者は、中国による石油掘削装置の設置、そして、最近では、中国船がベトナム漁船に衝突し、沈没させた事件に対し懸念を示し、中国が日本、フィリピン、そして、ベトナムのような、より小さな隣国との領土紛争で強大な力を見せつけていると指摘した。彼女によると、中国のそうした態度は、中国は大国であり、他の国は小国であると宣言した2010年の楊潔篪外相の発言にも表れているという。
 これに対し、クオン大使は、そのような考えが正当化されることはあり得ないと指摘し、国際関係および国際法において、すべての国は平等であると強調した。ベトナムの対外政策について、クオン大使は、ベトナムは独立した対外政策を追求し、中国やアメリカをはじめ他の国々との良好な関係を求めているが、強制や脅迫は受け入れられないと明言した。大使は、「ベトナム人は断固として主権を防衛し、領土を保全する。いかなる国もベトナム人の覚悟を低く評価すべきではない。すべてのベトナム人は、どこにいようとも、ベトナムにいようと、アメリカにいようと、他のどの国にいようと、独立と自由ほど尊いものはない、と信じている」と強調した。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:辛川翔太 )
( 記事ID:834 )