タイニン省の公安、中国への女性売買ルートを壊滅させる
2014年06月07日付 VietnamPlus 紙

 タイニン省公安の社会秩序犯罪捜査室(PC45)によると、3日間にわたりベトナムから中国への女性売買ルートの被疑者を積極的に追跡、その後6月7日13時30分の時点で、タイニン省公安のPC45の幹部たちは、ドンナイ省ディンクアン区フービン村第4集落に共に居住していたファム・ティ・トゥエット、1973年生まれ(別名フオン)、チャン・ディン・ニャン、1977年生まれ(トゥエットの恋人)を逮捕した。
 トゥエットとニャンの2被疑者は、外国人グループのトップの接待や、外国人が選んで中国に連れ帰るようベトナム人女性らを紹介する直接的な仲介業務を引き受けるなど、主要な役割を果たしていた。
 これに先立ち、6月4日の21時半ごろ、タンソンニャット空港(ホーチミン市)でタイニン省公安のPC45は公安省の社会秩序犯罪捜査局とタンソンニャット空港当局と協力して、カー・トゥイ・リン、1986年生まれ(ドンナイ省ディンクアン県ディンクアン町に居住)と、3人のベトナム人女性を中国で売るためにハノイ行の飛行機の搭乗手続きをしていた外国人4名を現行犯逮捕した。
 調査を経て、公安はさらに以下の被疑者を逮捕した。タイニン省ホアタン地区チュオンタイ村居住のズオン・ヴァン・チャン(64歳)とその息子ズオン・コック・ギア(29歳)、タイニン省ゴーザウ県ザックソン通り居住のチュオン・ティ・ミン・ヒエン(40歳)、そしてタイニン市1区第3通り居住のグエン・ティ・ラン(40歳)。
 ルートが暴かれた後、2人の被疑者ファム・ティ・トゥエットとチャン・ディン・ニャンは逃亡し、ロンアン省カンドゥック県ロンタン村に居住していたが3日後に逮捕された。
 初期の調査を通じて、このルートでの「稼ぎ」の方法は、軽信でお金に目がない若いベトナム人女性を陥れ中国に妻として売りわたすために、数人の中国人がカー・トゥイ・リンに接触してタイニン省、ドンナイ省そしてホーチミン市における人身売買ルートを確立するというものだとわかった。
 女性1人を何事もなく売買するごとに、外国人グループのトップはリン、トゥエット、ニャン、そして基本ルートに対し1億1千万ドン(およそ53万円)を支払うことになっていた。

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( 翻訳者:山口里緒 )
( 記事ID:861 )