越露関係が多くの分野で発展している
2014年06月10日付 VietnamPlus 紙

 6月9日夜、ホーチミン市にあるロシア総領事館は、ロシア連邦の建国記念日とロシア・ベトナム友好条約締結20周年(1994-2014年)を記念する式典を開催した。
 記念式典には、ホーチミン市人民委員会指導部代表、外交団の各機関や多数の企業の代表、そして市内在住・勤務のロシア人らが出席した。
 在ホーチミン・ロシア総領事のアナトリ・ヴァシリヴィク・ボロヴィク氏は、現在のロシアの民主主義と経済の強化および人民の生活と国際的地位の向上における大きな成果を紹介した。
 対外活動の中で、ロシアはアジア太平洋地域諸国との平等で有益な協力の拡大を期待している。中でも信頼できる友人はベトナムである。
 越露関係についてアナトリー総領事はさらに、「私たちの間には豊富な歴史的積み重ねがあるだけではなく、活発な現在の交流があり、目の前には明るい未来が待っている。今日では、深い共感と相互理解に基づき、両国間の全面的戦略的パートナシップが、あらゆる新しい分野で発展している。これらの親密な関係は、政治・経済・文化などの様々な分野で強化・発展している」と強調した。
 アナトリー総領事によると、ホーチミン市はベトナムの中でもロシアの各地方との協力活動が活発な場所の一つであるという。ホーチミン市でロシアの投資家は4400万ドルに及ぶ投資活動を20のプロジェクトに対し行っており、2013年には市とロシアのパートナーとの商業取引は3億8600万ドルに達した。
 ホーチミン市指導部を代表し、ホーチミン市人民委員会副委員長のグエン・ティ・ホン氏は、これまでにロシア人民が成し遂げた成果とロシアが日に日に国際社会の中で自らの重要な役割を果たしていることへのお祝いを述べた。
 グエン・ティ・ホン氏はベトナムとロシア連邦の長きに渡る伝統ある友好関係を強調し、今日両国は石油ガス、エネルギー、軍事、観光などの多くの重要な分野で相互協力を継続して進めており、ベトナムは現在ロシア人観光客の最大の渡航先となっていると述べた。
 両国の関係がますます進展するなか、ホーチミン市も交易、投資、文化、観光などの多分野に渡りロシア連邦の各地方との協力関係をとどまることなく強化している。
 ベトナムとロシアが国交を樹立した65周年記念の年(2015年1月)に向けて、ホーチミン市は全力を尽くして両国の友好・団結関係を強化していく、とグエン・ティ・ホン氏は明らかにした。

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( 翻訳者:伊牟田梨加、梅原美希、川野目明日香、田中洋行 )
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