サイゴン東西ハイウェイ建設計画とホーチミン市水環境改善計画に30億円以上が返済済み
2014年07月01日付 VietnamPlus 紙

 このほどホーチミン市人民委員会は、ホアン・チュン・ハイ副首相(ODAと有償資金に関する国家指導委員長)に、サイゴン東西ハイウェイ建設計画とホーチミン市水環境改善計画(第一期)の返済状況について報告を行った。
 それによると、この間ホーチミン市人民委員会は、都市交通工事の建設投資管理委員会(投資主体)に対し、日本のODA資金を最大限利用しつつ、円借款協定の返済期限日である8月31日前の返済を絶対にやり遂げるべく、そのための各種方策を足並みを揃えて実施するよう指導を行ってきた。
 具体的には、(これまでに)東西ハイウェイ建設計画では15億6千万円、水環境改善計画では14億9千万円が返済できた。すなわち、双方の計画を合わせ総額30億円以上が返済できたことになる。
 円借款の返済のほかにも、ホーチミン市人民委員会は、水環境改善計画第一ステージにおいて発生していた問題、最終的に双方が合意に至っていなかった資金に関する懸案事項をすべて解決した。こうした中、東西ハイウェイ建設計画では、最終的な返済金額の合意に向け現在投資主体と請負主との間で協議、交渉を進めている。予定では、7月10日より前に合意に至るものと見込まれる。
 また,ホーチミン市人民委員会によると、依然として上述の二つのプロジェクトの借款返済目標を達成するためには若干の問題がある。このうち、水環境改善計画(第一期)担当の請負企業「E」とコンサルタント会社に対する返済業務がかなり遅延していることから、これを円滑に進めるための財政省とJICA間の借款協定の再配分手続きの完了期限が7月10日となっている。
 これらに基づき、ホーチミン市人民委員会は、財政省および関係の各省庁,部門が、当初提示されたスケジュールに則り、返済に関する書類を確認の上、契約書の各付属書類に基づき返済の進捗度を早めるべく投資主体を支援、ガイドラインを行っていくようハイ副首相に問題を提起した。

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( 翻訳者:土岐健太 )
( 記事ID:928 )