チュオン・タン・サン国家主席、橋本茨城県知事と会見
2014年10月06日付 VietnamPlus 紙

 10月6日、国家主席府において、チュオン・タン・サン国家主席は、投資とビジネス協力の機会を模索するためベトナムを訪問中の橋本昌茨城県知事と同県の各企業、協会、組織からの多数の代表と会見した。
 サン国家主席の招待による一行のベトナム訪問は、農業協力に関するハイレベルの合意を実施するため行われている。
 会見において日本側の代表は、人材育成、新しい種子の研究、加工技術の移転、農産物の貯蔵、農業の機械化および農産品の価値向上に関する協力を実施するため、ベトナムの各省庁、部門、地方との協議結果について報告を行った。
 橋本知事は、次のように述べた。「当初、訪問計画について打ち合わせた際にはわずかな参加者しかいなかった。しかし、茨城県の各界、各レベルのすべての人々がベトナムにおける投資協力の環境について大きな関心を寄せ、その結果、今般の訪問団メンバーの数は100人以上に上った。
 農業分野の他に、各企業はより多くの分野についての調査拡大にも期待している。訪問団は、近く同県とベトナム側との間で大規模な協力活動が行われるだろう。
 日越両国はより広範な戦略的パートナーシップを結んだことから(訳注:2013年3月のサン国家主席国賓訪日に際し、安倍総理との間で行われた日越首脳会談において日越関係を従来の「戦略的パートナーシップ」から、「広範な戦略的パートナーシップ」という新たな協力の次元へと発展させることで一致)、必ずや日本からの新たな対越投資の波が起こるだろう。日本は、ベトナムの国家主席、政府および各省庁・部門からの支援を期待する」。
 サン国家主席は、短期間のうちにベトナム訪問を実現した橋本知事と茨城県からの代表に謝意を述べ、この訪問は二国間の高度な政治的信頼を表した、広範な戦略的パートナーシップの具体的成果であると強調した。
 サン国家主席は、日越関係が今日ほど地域の平和、安定、繁栄のため良好な発展を遂げたことはなかったと述べると同時に、日本は経済の再構築と成長モデルの転換の過程にあるベトナムが経験を共有したい発展モデルであると述べた。
 サン国家主席は、橋本知事と茨城県の代表による今般の訪問は、さらに多くのベトナムのパートナーを作るなど期待以上の多くの成果を達成し、両国の各地方、省庁、部門間の協力の手本となったとの確信を述べた。また、この機会に、同主席は現在までの日本からのODAに謝意を表明した。

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( 翻訳者:田中裕也 )
( 記事ID:1060 )