400万人近くの貧しい人々は医療保険の購入補助が必要
2014年10月16日付 VietnamPlus 紙

 10月16日午後、医療保険局長(保健省)トン・ティ・ソン・フオン氏は、現在、全国で約400万人の貧しい人々が、医療保険の購入補助を必要としていると発表した。
 ベトナム女性の日の記念に際して、保健省とベトナム婦女連合会中央は合同で、「ベトナム女性の健康のために手を携えて」と題されたライブアートの発表・交流式典を開催した。この芸術プログラムはハノイで10月20日夜に公演され、ベトナムテレビ局VTV1に生中継された。
 同プログラムは、企業、慈善家、社会組織に、狭くは貧しい女性・比較的貧しい女性が、広くは困難な環境にある人々が医療保険証を購入し、難病を治療するのをともに手を携えて支援するよう呼びかけ、顕彰することを目指している。上記活動は、国民皆保険実現に向けて貢献しようとするものである。
 保健省の代表によれば、同プログラムは各級の委員会や地方政府が社会保障により関心をもち、比較的貧しい人々の医療保険のカバーする割合を100%に引き上げるため、これらの人々の医療保険証購入を補助するよう奨励することを目指している。これは、確実な貧困削減戦略を実行する手立ての一つでもある。
 同プログラムでは、各企業、慈善家や各社会組織は、比較的貧しい女性や困難な状況にある女性のために直接医療保険を買うことができ、その補助金額は一枚の医療保険証につき20万ドンである(医療保険証の額面価格の30%に当たる。なぜなら国家がこれらの対象者に70%を補助しているので)。
 慈善家が同プログラムで貧しい人のために補助している金額は、各地方の貧しい人・比較的貧しい人に医療保険証を支給するため、「ベトナム社会保険」の口座に振り込まれる。
 2013年末までに、全国では、6100万人以上の人が医療保険に参加している(総人口の69%に相当)。この医療保険証を持つ人々のうち、貧しい世帯の人々と特別困難な地域に生活する少数民族の人々の100%が医療保険証を支給されている。

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( 翻訳者:樋口由里子、渡部文 )
( 記事ID:1072 )