2015年には識字活動を50の郡で行えるよう拡大(10-40-28-1)
2014年10月21日付 The Voice 紙

  教師・学生によるボランティア活動の一つである識字活動を、2015年には50以上の郡で行えるように拡大すると、教育省の担当者の一人が述べた。
 行き来が難しいカチン州、ヤカイン州とシャン州東部を含む全国を網羅すべく郡の数を増やし、それらの地方で継続的に活動を行えるよう、識字教育局を開設する準備をしていると同氏は説明した。
 「1つの郡につき、15歳以上の2000人を見込んでいる。50の郡で行うので、合わせて100,000人以上が対象となる。指導員も10,000人程度動員する必要がある」と彼は述べた。
 これまでに基礎識字活動として、全国でタニンダーリー管区域、モン州、カレン州、ヤンゴン管区域、バゴー管区域、シャン州、カヤー州、カチン州、マグェ管区域にある29の郡の30以上の大学の学生と基礎教育の教師、合わせて10,000人余りが識字活動に参加したことが教育省の資料からわかる。
 「フレーグー郡ミングン村はヤンゴンとそう離れていない。字が読めない人はまずいないだろうと、想像も及ばなかった。行ってみると実際には多く、ワロウン[訳者注:ビルマ文字の基礎の文字、○のこと]の文字さえ知らない高齢者も数多い」とヤンゴン大学のビルマ語博士課程の学生マ・モーザベーティンが述べた。
 すでに識字教育を終えた地域も含め、今後拡大される地域では、教育省と地域の民間組織が継続的に協力してこそ、識字人口を増やすことが出来ると教育研究者の一人は本誌に語った。
 ミャンマーにおける18~55歳の成人識字率は、2014年前半では94.5%であり、2015年には、95.5%まで高めることを目標として準備していることが、ミャンマー識字教育支援局への取材で分かった。

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( 翻訳者:高山秀俊 )
( 記事ID:1103 )