5紙、ハノイの威信を損なう記事を掲載したことで処罰される
2014年11月21日付 VietnamPlus 紙

 情報通信省の調査部は5つの電子新聞が「正確でない情報を報じたことにより、首都ハノイの評判、イメージ、経済発展に悪影響を与えた」として処罰することを決定した。
 当該新聞は「タンニエン」(訳注:「青年」の意、発行部数40万部で全国第2位で読者は南部が中心、ベトナム青年連合会発行の日刊紙)、「ティエンフォン」(訳注:「先鋒」の意、発行部数が北部で最多、ホーチミン青年団本部機関紙)、「チートゥックオンライン」(訳注:「知識」の意)、「モットテーゾイ」(訳注:「1つの世界」の意)、「インフォネット」。上記新聞の処罰は、メディア及び出版における行政違反処罰について規定した2013年11月20日付政府議定159号第8条3項A号に当たるとされている。
 具体的には、「タンニエン」紙が10月30日の「ハノイが世界のスリが多い都市ランキング第10位にランクインした」という記事に関して1500万ドンの罰金を要求されている。
 同じ内容を10月30日に掲載した「ティエンフォン」紙は1千万ドンの罰金を科せられている。「ティエンフォン」紙の罰金の方が少ないのは、当該記事全文が他紙の記事の引用であり、誤りの発見後迅速に記事を削除したことから、情状酌量がなされたためである。
この他、同紙の編集委員会は真摯に反省し、この経験から学ぶことを約束し、行政違反の処分にあたり積極的に当局に協力した。
 10月28日に「ハノイが世界のスリが多い都市ランキング第9位にランクインした」いう同様の記事を掲載した「インフォネット」紙は、発覚してすぐに記事を削除・改正し、規定に準拠して謝罪を行ったことで情状酌量され、1千万ドンの罰金を科せられた。
 10月28日に「ハノイが世界のスリが多い都市ランキング第9位にランクインした」いう同様の記事を掲載した「チートゥックオンライン」紙は、1千万ドンの罰金を科された。当該紙の情状酌量は記事全文が他紙の記事の引用であり、誤りの発見後迅速に記事を削除したことによる。
 11月4日に「ハノイが世界のスリが多い都市ランキング第10位にランクインした」という記事を掲載した「モットテーゾイ」紙は「詳細が不正確」な内容の記事ということで6百万ドンの罰金を科せられている。

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( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:1181 )