ラムドン省、旧正月に2000万本のユリを供給
2014年12月10日付 VietnamPlus 紙

 12月10日、ラムドン省植物防御局は、省内の企業が来たる旧正月商戦に向けて植えるユリの球根を1800万個以上輸入したと伝えた。
 それによると、輸入する球根の量は栽培面積72haに相当し、2014年の旧正月と比べると23ha分増加している。上記の栽培面積であれば、ラムドン省が旧正月商戦に供給するユリは2000万本に上ると見込まれる(平均生産量は30万本/haを超える)。
 これまでに、2015年の旧正月に向けた植付けは完了している。
 企業や農家はダラット市で集中的にユリを栽培しており、近隣のラックズオン県とドゥックチョン県の2県でも小規模ながら栽培されている。
 ダラット市には、ユリの主要栽培地としてタイフィエン花村があり(12ha)、そのほかダラットハスファーム、ダラットフラワーフォレスト、ランビアンファームのような大規模農場・企業がある。
 ユリは特に年中行事に高い人気を集めており、1年の中では旧正月に最も多く消費される。
ダラット産のユリは姿や色が多様で、花が大きく美しく、茎が長いことで全国的に有名であり、フラワーアレンジメントや観賞用など消費者の様々な嗜好やニーズに適している。
 ラムドン省植物防御局によると、今年輸入して検疫を通過したユリの球根のほとんどはオランダ産で、ニュージーランド産のものも若干量あるという。
 ユリは高級な花の一つで栽培コストが大きくかかるが、同時に生産者やユリを扱う事業者に高い利益をもたらす。そのため専門機関は損害を受けないように、青カビ、立ち枯れ、害虫、根腐れのような虫害・病害対策をユリ栽培の初期から積極的に行うよう呼びかけている。

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( 翻訳者:讃井綾香 )
( 記事ID:1204 )