イオン、小売りの2大大手Fivi MartおよびCiti Martと提携
2015年01月28日付 VietnamPlus 紙

 日本の小売業者グループトップのイオン(Aeon)は、ベトナムの小売りの2大大手であるFivi Mart およびCiti Martとの提携を正式に発表した。
 正式な数字は公開されていないが、イオンはFivi Martの株式30%とCiti Martの株式49%を所得したとされる。
 イオンによれば、2大大手の小売り業者はそれぞれベトナム最大の市場であるハノイ市とホーチミン市に集中して約20の系列のスーパーマーケットを経営しており、取引高は540億円から570億円となっている。
 イオンは、Fivi MartとCiti Martでの消費用に、自社開発ブランドであるトップバリュー(Top Value)の商品供給をする予定である。また、イオンは商品開発と強化、供給・流通経路拡大のため両小売り業者と協力していく。将来、Citi Martはイオンシティマートに改名する。
 イオンは、ベトナムで200店舗の早期開業と1,000億円以上の売り上げを目標としている。
 記者会見の中で、イオンの岡田社長は、ベトナムは大きな市場であり、イオン単独での経営は非常に困難であるので地元企業との提携が必要であると強調した。
 過去30年間にわたるASEAN市場への投資によって、現在イオンはこの市場で安定した経営基盤を築いてきた。イオングループのASEAN地域における利益は30%以上を占めている。
 一方、日本市場における競争はますます厳しくなっている。2014年末の9か月間に日本でのイオンの利益は2013年と比べて50%減少し、4,930億円に止まった。

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( 翻訳者:高見彩華 )
( 記事ID:1258 )