AFP、ベトナムにおける猫肉の密売と食肉を報じる
2015年01月30日付 VietnamPlus 紙

 AFP通信は、中国からベトナムへの猫の密売について報道した。各国の大手新聞社がこれを転載している。
 AFP通信によると、1月15日ハノイ市ドンダー区の警察が3トンもの猫を詰め込んだトラックを路上で摘発した。
 運転手によると、これらの猫はクアンニン省で購入され、全て中国から密輸されたものである。また運転手は、これらの猫は連れて行かれて「消費」されると述べたが、猫がレストランに販売されているのかどうかについては明言しなかった。
 ベトナムの密輸品処理の法律によれば、すべての猫は殺処分されることになっている。しかしながらある警察官は、現在当局は猫をどのように処分するのか、依然決定していないと明かした。
 そんな中、ベトナムのニュースサイトでは、車の中に積み重ねられた粗末な竹かごの中に詰め込まれた猫の写真が公開され始めている。
 猫(「小虎」とも呼ばれる)の肉はベトナムの一部地域の特産物である。ベトナムの法律は猫を消費することを禁じており、ネズミを捉えるために飼育することを推奨しているが、実際はハノイや地方の多くの食堂で猫の肉が提供されている。
 AFP特派員は、盗難を防ぐため、飼い猫は家の中に閉じ込められていたり、鎖で繋がれていたりするので、ベトナムの街で猫を見ることはとても稀であると伝えている。
 ベトナムでの猫肉の消費需要は増加傾向にあり、現在中国やタイ、ラオスから密輸されている。
 中国では、猫の肉を食べるのは一般的ではないが、特産物として南部のレストランで提供されることもある。

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( 翻訳者:旭泰広、添田樹紀 )
( 記事ID:1282 )