ベトナムは南シナ海に関する中国外交部の声明に反対する
2015年04月16日付 VietnamPlus 紙

 「ベトナムは、中国による南シナ海のチュオンサ(スプラットリー、南沙)諸島の暗礁埋立ての拡大に関し、ハイレベルを含め中国側と何度も調停を行ってきた。」
 4月16日の午後、ハノイで行われた定例記者会見において、中国外交部の華春瑩報道官が9日に行ったチュオンサ諸島の暗礁埋立ての拡大に関する発表に対するベトナム側の反応を問う記者の質問に答えるかたちで、外務省のレー・ハイ・ビン報道官は上記の発表を行った。
 ビン報道官は、「この問題に関し、ベトナムはハイレベルを含め中国側と何度も調停を行ってきた。ベトナムはホアンサ諸島とチュオンサ諸島に対するベトナムの主権を認める十分な法的根拠と歴史的証拠を有していることを再度宣言する。両諸島の地域に属する島々における外国のあらゆる建設拡大の行動は、ベトナム政府によって許可されたことではなく、完全に法律に反しており無意味である」と言明した。
 「ベトナムは上述の行動に対し断固反対するとともに、各当事国がDOC(南シナ海における関係国の行動宣言)を厳格に実施し、南シナ海の平和と安定の維持に着実に貢献するよう要請する」

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( 翻訳者:窪田真人 )
( 記事ID:1363 )