在ネパール・ベトナム大使館、ネパールにいる国民の救援に尽力する
2015年04月30日付 VietnamPlus 紙

 ネパールでマグニチュード7.9もの強い地震が起きた後、在インド(ネパール、ブータン兼任)ベトナム大使館はその大部分が地震の影響によってネパールで足止めされている旅行客であるベトナム国民を救援するために尽力した。
 在南アジアベトナム通信社の記者のインタビューに返答し、トン・シン・タイン在インドベトナム大使は地震発生時にネパールに滞在していた60人以上のベトナム人旅行客のうち、22人が帰国し、40人が足止めされていることを明らかにした。
 4月29日までに、4人のベトナム人が空路でネパールから出国し、他の数人が首都カトマンズまで辿り着き、計12人の二つのグループが山岳地帯から首都をめざしている道の途中にある。
 さらに、トン・シン・タイン大使によると現在、一つのグループと未だに連絡がついておらず、ある5人のグループは山で足止めされているという。
 これらの人々は標高3,440mのナムケ山頂から引き続きより低い地点に降りてヘリコプターの救援を待つためにファックディン山頂まで移動している。
 トン・シン・タイン大使は地震発生直後、在インドベトナム大使館はすぐに被害者を救助する目的でニューデリーが設立した緊急対処センターと連携をとるために、在ネパールインド大使館とインド外務省に連絡を取ったと述べた。
 緊迫し責任ある姿勢で、在インドベトナム大使館はネパールにいるベトナム人の数とその所在を特定した。
 その他にも大使館は、ベトナム人旅行者に支援を受けるために在ネパールインド大使館と連絡を取る方法や、救助地点へ行く方法、カトマンズ在住の越僑の家族のところまで至る方法を案内するために、山に取り残されている旅行者たちを直接救助する部隊であるインド空軍派遣団と常に連絡を取っている。
 ネパール・ブータン兼任在インドベトナム大使館も、職員2グループをネパールに派遣、そのうちの一グループは、救助地点を設置するために空路で渡り、もう片方は食糧や食物を携えて被災した旅行者たちを助けるために陸路で向かった。
 目的地に到着すると、二グループには旅行者たちがネパールを離れるための飛行機またはバスのチケットを手配する作業がある。
 現在、大使館は、ファックディン山頂に取り残されている5人の救助活動を、最優先事項としている。

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( 翻訳者:西晶子、松本美里 )
( 記事ID:1436 )