文房具メーカーのキングジム、ベトナムに2番目の工場建設へ
2015年05月07日付 VietnamPlus 紙

 日本の文房具メーカー・キングジムは、2016年末までにベトナムで2番目の工場を建設すると明らかにした。
 この新工場はプラスチック製のファイルを専門的に生産する。それらはキングジムがベトナム販売用に中国で生産委託してきた製品に取って代わる。
 2番目の工場は、ビンズオン省で稼働中の工場の隣に、敷地面積およそ9000㎡で建設される。建設費用は約7億円で、新工場は毎年1400万個のファイルを生産する能力をもつ。生産のための設備・機械は新たに投資される。
 これまで、キングジムはベトナムとインドネシアそれぞれにこの商品を生産する工場を一つ持ち、総生産量は毎年約2100万個を誇る。そのほかに、キングジムは中国の企業に生産委託していて、毎年約400万個の製品を生産している。将来、ベトナムで2番目の工場が稼働したあかつきには、キングジムは中国での生産委託を300万個削減する。
 現在、中国での生産コストはかなり高くなっており、一方ベトナムの労働コストは中国の3分の1である。キングジムの経営陣は、新工場の建設により、強力に発展しているベトナム市場での競争力を同社は高めることができると述べた。
 キングジムはまた、今後3年間で会社のファイル製品の売り上げを2015年6月時点と比べて50%増やして70億円にしたいとしている。
 日本市場でも、ファイル製品の消費量は増えている。統計によれば、この製品の2014年の日本での売り上げは530億円に達し、2013年に比べて20%増加している。それにより、日本の各企業は日本市場に対応するため生産拡大を考慮しなければならなくなっている。

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( 翻訳者:小泉友佑、武本侑馬 )
( 記事ID:1439 )