ベトナムの人口の約10~20%がB型肝炎ウィルスに感染
2015年05月06日付 VietnamPlus 紙

 予防医療局(医療省)代表は5月6日、ベトナムは西太平洋諸国において特に肝炎の罹患率が高い9か国のうちの一つとして世界保健機関( WHO )のリストに記載されていると述べた。
 ベトナム国内のB型肝炎ウィルスの罹患率は10~20%と高く、また医療費にも多額の費用がかかっている。
 専門家が見積もったところ、B型肝炎ウィルスに感染した人は平均して毎年6千万ドンから2億ドンを支払っているうえに治療も1~2年と長期に及ぶ。
 予防医療局はB型肝炎ウィルスによってB型肝炎が引き起こされることを明確にしている。疾患は肝細胞へダメージを与え、その結果慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんにつながる。B型肝炎は肝臓がんを引き起こす主な原因であり、25%に上るB型肝炎ウィルス患者が適切な治療をしなければ肝硬変や肝臓がんに転化する。小児肝臓がんは100%B型肝炎ウィルスによる。B型肝炎ウィルスは主に血液によって感染、出産時に母親から子供へ、また危険な性行為などによって伝染する。
 医療省は、B型肝炎の効力のある治療方法は現在まだ見つかっていないと報告した。B型肝炎の予防接種が、この危険な病から遠ざかるための最も効果的な方法であると見られている。アメリカのワクチンプログラムの評価によると、約80%の母乳育児の幼児は出生時にB型肝炎に感染し、5歳未満で感染した30~50%の子どもは慢性肝炎となるが、成人してから新たにB型肝炎に感染した人のうち慢性肝炎となる危険性はわずか6~10%である。そのため、B型肝炎の予防接種は生まれてすぐから適用することが勧告されている。
 B型肝炎のワクチンは安全で効果があるとされてきた。予防接種のあと、痛みや接種した箇所の赤み・腫れ(大人の約15%、子どもの5%)、微熱(約1~6%)などの反応を示すケースもある。このワクチンによるアレルギーや合併症は珍しく、呼吸困難になった例は1/600000回ほどである。アメリカ疫病監査予防中央局(CDC)は、B型肝炎ワクチンによる深刻な副作用はないとしている。
 世界保険機構は生まれた乳児すべてがB型肝炎予防ワクチンを注射することを奨励しており、それは生後早ければ早いほど良く、生まれてから24時間以内が一番良いとしている。乳児への生後24時間以内のワクチン注射は母親から子へのB型肝炎ウイルスの感染を防ぐための最も良い方法であり、母親から子への感染の80-85%以上を予防する助けとなる。
 世界保健機構 (WTO) の統計によると、世界の3億5千万人が慢性B型肝炎ウイルスに感染しており、毎年約100万人がB型肝炎によって死亡している。アメリカだけ見ても、ざっと見積もって約125万人がB型肝炎ウイルスにより慢性の肝炎になっており、毎年約4000から 5000人の幼児がB型肝炎ウイルスに感染している。
 どの年齢グループも皆等しくB型肝炎ウイルスに感染し得る。B型肝炎ウイルスに感染した人間は感染した年齢が若いほど慢性の肝炎になるか肝臓がんになる危険が高い。6歳以下の時にB型肝炎ウイルスに感染した幼児はほぼ等しく慢性の肝炎になっている。特に、生後一年以内の期間にB型肝炎ウイルスに感染した幼児の80-90%や、6歳までにB型肝炎ウイルスに感染した幼児の30-50%は後に慢性の肝炎になっている。

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( 翻訳者:亀上楓、佐山愛、安井理絵 )
( 記事ID:1474 )