ヤンゴン市内の飲食店はすべて夜11時に閉店するよう命令
2015年05月26日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月25日

 深夜の飲食街で争いが起きるほか、殺人やひったくりなどの犯罪が多発しているので、ヤンゴン市内で酒類を売っている飲食店は夜の11時以降の営業をしないよう命令が出されたとヤンゴン管区域政府への取材からわかった。
 「クラブ、ステージ音楽店(訳者注―キャバレー、ショウパブ、ライブハウス的な業態を含む)、カラオケや酒類の販売もしている店は11時に閉店するよう指示されていたが、効果が弱かったので、再び命令を出したのである。今回再発出された命令に従わない店主を第188条で取り締まる」とヤンゴン管区域政府局長のウー・アウンチョーソーが述べた。
 ヤンゴン管区域警察本部によれば、ヤンゴン市内では夜中まで開店している飲食店が多く、不要な事件が数多く発生していたところ、防犯に関する刑法第100条に基づき、この命令を発出し禁止した[※ママ、下記の校閲者註を参照のこと]。
 「酒類免許規則には夜11時を超えたら店を閉めるよう定められているが、店主も客も規則をあまり守っていない。こうした命令はしばしば発出されるが、効果を上げていない。発出してある命令通り警察がきっちり取り締まるということになれば、この命令にみんなが従うのは間違いない」と東部に位置するある郡区の行政長が語った。
 ヤンゴン市内にあるクラブ、カラオケとステージ音楽店の経営者を管轄郡区の役所に呼び出し、この発令に従うことを認める署名をさせたこと、この発出された命令に従わない事業者を摘発するため、警察と関係する街区の行政委員会が協力して毎夜パトロールを行うことがヤンゴン管区域政府への取材からわかった。

※校閲者註――刑法第100条は防犯規定でない。防犯規定は刑事訴訟法の第106条から第126A条までに記載されており、これと混同している可能性がある。

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( 翻訳者:島崎千秋 )
( 記事ID:1502 )