ベトナム、中国の禁漁に断固反対
2015年05月16日付 VietnamPlus 紙

 中国海南省海口市の人民政府は先日、「2015年、海口市の海域における休漁期の漁業管理政策実施措置」を公表した。それによると、5月16日12時から8月1日12時までの期間、北緯12度以北で、広東省と福建省の海域が交わる地点までの範囲(トンキン湾も含む)で、全ての漁業活動が禁止される。
 これに対し、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は5月16日、ベトナムの反応を求めるマスコミの質問に対し、「ベトナムは、この何ら意味のない決定に断固反対する。」と答えた。
 さらに、「ベトナムは、ホアンサ諸島(西沙諸島)に対する主権、そして、ベトナムの海域、排他的経済水域、大陸棚に対する主権的権利および国家管轄権を確認する法的、歴史的な十分な根拠があり、1982年の国連海洋法条約の規定にも合致するものである。中国が発表した、南シナ海での休漁の範囲および期間は、ベトナムのホアンサ諸島に対する主権を侵害し、1982年の国連海洋法条約に基づくベトナムの海域に対する主権的権利および国家管轄権にも違反するものである」と答えた。

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( 翻訳者:石前亜希 )
( 記事ID:1529 )