ハノイ市、農村人口の60%が清潔な水を使用するという目標に達せず
2015年06月28日付 VietnamPlus 紙

 これまで、ハノイ市の農村部における人口の約37%の人しか清潔な水を使用していなかった。一方、同市が掲げた目標は2015年までに農村部の人口の60%が清潔な水を使用できるようにするというものであった。
 このように、2015年に農村部の人口の60%が清潔な水を使用できるようにするという目標が達成できなかった主な原因は、プロジェクトの遅滞や資金調達不足、清潔な水を使用する人々の意識を高めるための宣伝効果がまだ高くない、などによる。
 この状況を改善するために、ハノイ市は困難を取り除くためのいくつかの解決策を企業に提示するとともに、各部署や各企業に、農村の清潔な水と環境衛生に関する宣伝工作の方法を刷新し、創造的になり、その効果をより高め、水道プロジェクトが進行中の地方に宣伝を集中させる必要があると要求した。
 企業に対して、同市は優遇政策を施行し、民間企業が農村に清潔な水を給水するプロジェクトに投資し運営に関わることを奨励し、建設プロジェクトごとにタイミングよく困難を取り除けるか評価を行ない、活動許可を発給している。
 この他にもハノイ市は、清潔な水や環境衛生に関する人々の意識を高め、人々の健康増進と生活条件の改善、文明的生活様式や文化的家庭の確立に貢献する宣伝工作を強化した。
 同市の予算からの資金を集中的に使用する水供給プロジェクトが、タインオアイ県、トゥンティン県、メーリン県、ウンホア県、フースエン県、ミードュック県で計画されている。これらのプロジェクトは、同市の農業・農村発展局が農村環境衛生・生活用水センターと各プロジェクト管理委員会を指導して、点検工作を進め、プロジェクトのための土地を確保する計画を策定し、資金が手当てされた時の施工を進めるためのあらゆる条件を準備している。
 現在、農村部では16の県において106件の給水工事が行われており、そのうち78の給水所が安定的に稼働しており、1昼夜につき300~2000立方メートルが約28万6000人に安定的に水を供給するよう設計されている。また28の給水所は、建設途中であることや一時的な活動休止や建設中止により現在活動していない。
 人々の生活用の水質を保証するために、水道管理部署は農村に集中させた73の給水所において水の採取をし、水質の分析をした。さらに各家庭における2400サンプルの水をすべて分析した。

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( 翻訳者:菅原寛之、高見彩華 )
( 記事ID:1649 )