2015年、投資家はベトナム市場に心を奪われる
2015年10月15日付 VietnamPlus 紙

 VinaCapitalの投資家向け定例会議において、中国人民元の切り下げ、各自由貿易協定の締結、不動産市場の回復、ベトナムインデックスが2009年以降最高指数を示したこと、また、不動産と上場企業における外国の株式保有数の上昇などに鑑み、2015年は、投資家がベトナムに夢中になった年であるとの話題が取り上げられた。
 10月25日にホーチミン市で開催された会議の場で、財政省のチュオン・チー・チュン次官は、目下、ベトナム経済が世界経済に広く深く参入していることを強調した。国際統合によって、ベトナムは、経済発展のための新たな機会のみならず、外国の投資家に対しても新たな機会を拡大している。
 チュン次官は、外国人投資家に対し、現在ベトナムに105の国と地域の投資家による19,000件以上のプロジェクトがあること、FDI総投資額は2,700億米ドル、またFDI調達額は1,350億ドルに及ぶことなど 、ベトナムの社会・経済の発展状況を共有した。2015年の最初の9か月、新規のFDI投資認可額は170億米ドル以上で、昨年同期比53%増加している(調達額約100億米ドル)。
 VinaCapitalのゾン・ラム社長は、今年のVinaCapitalの投資家向け定例会議において、アジアからヨーロッパに至るまで100名以上の新たな外国人投資家及び既存の投資家が集まったと述べた。これは、国際的投資家が、ベトナムのような新興経済にもたらされる絶好の投資の機会にアプローチするチャンスである。
 また会議において、投資家たちは、一流の経済専門家によって行われた、ベトナムのマクロ経済概要から不動産市場の最新の発展状況、加えてTPP協定という歴史的合意に関連する前向きな兆しに至るまで、多くのテーマのスピーチに耳を傾けた。
 会議の間に、外国人投資家たちは直接VinaCapitalと対談し、同グループのリストにある投資プロジェクトの視察を行った。また、潜在的投資家も、投資の展望について理解を深めるためベトナムの幾つかのトップ企業と面会した。

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( 翻訳者:小池優佳、本間美帆 )
( 記事ID:1927 )