ハーナム省と富山県、農業での投資協力を強める 
2015年10月14日付 VietnamPlus 紙

 10月14日、在大阪ベトナム総領事館、富山県、富山商工会議所とジェトロは富山における高品質農業分野への投資と協力に関するフォーラムを開催した。
 フォーラムの開幕式には、ハーナム省貿易振興団、富山の日本企業およそ70社と工業、製造業、農業、水産業、銀行、人材育成の各分野で活動する近隣地域が参加した。グエン・クォック・クオン在日本ベトナム大使は、ベトナムの経済発展の成果と地域・国際経済との連携強化におけるベトナムの努力を話題に挙げた。
 大使は特に、TPP交渉締結やベトナムが戦略的な立場として積極的なメンバーの一員であるASEANが2015年末にアセアン共同体となることを背景として、ベトナム国内の日本企業向けの貿易、投資、経営の機会を強調した。大使はまたベトナム政府は日本企業向けの投資、経営環境を改善し、良好な投資条件をつくりだすと述べた。
 フォーラムにおいて、在大阪ベトナム総領事館とハーナム省は日本企業に対し、経済状況や新しいベトナムの政策と法律、日越間の貿易・投資関係の展望やハイテク農業分野における投資機会に関する最新の情報を提供した。
 ジェトロの代表はベトナムが日本企業にとって最も優先的な投資先となっており、投資環境改善の約束や措置を実行し、積極的に投資家をサポートしているために、ハーナム省は日本の投資先として高い評価を得ている地方の一つであることを認めた。
 ベトナムに投資しているジャパン・フラワー・コーポレーションの社長は、ベトナムとハーナム省における経営・投資・貿易環境や実際のビジネス経験に関し積極的に評価した。
 各日本企業と富山県の代表は在大阪ベトナム総領事館が富山県で今回のフォーラムを開催したことを高く評価した。
 日本企業は、ベトナムでの農業分野における潜在性、投資やビジネスの機会についての評価を述べ合った。これによると、ジェトロと各日本企業は2015年12月にハイテク農業・高品質農業の分野でのビジネスと投資環境を模索するため、ベトナム訪問団を組織する。
 日本の北西部に位置する富山県は、製造業や電子部品製造業、薬品産業、微生物工学産業や農業、水産業の発展に優位性がある。

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( 翻訳者:田中裕也 )
( 記事ID:1940 )