ニントゥアン省:1万3千戸に飢餓を救う米が支給される
2015年10月21日付 VietnamPlus 紙

 端境期の飢えを救う米を人民に援助することについての政府首相決定1735号を実現するために、10月19日から21日にかけて、ニントゥアン省(訳注:沿海南中部の省。日本の援助による原発建設予定地がある)は省内6県の人々に対して飢餓救済米の支給を緊急に実施した。
 それによると、国家の備蓄からの米836トン以上が運ばれ、省人民委員会によってバクアイ、ニンソン、ニンフォック、トゥアンバク、ニンハイとトゥアンナムの6県に分配され、米を受け取った世帯は1万3376戸、5万5756人で、一人当たり平均一か月15kgである。
 今回の支援の中で、バクアイ県が最も多くの人が支給を受けた地域で、4265家族、1万8490人に及び、続いてはニンソン県、トゥアンバク県、そしてトゥアンナム県だった。
 ニントゥアン省労働傷病兵社会局によれば、今回は今年ニントゥアン省が政府の飢餓救済米支援を受ける4回目である。
 今回、飢餓救済事業は省によって支援の対象者が、貧困家庭、準貧困家庭、特別困難な経済・社会地区や僻地に属す世帯、生活保護世帯とされた。それによりこれらの対象者は当面の困難を耐え、生活を安定させることができる。
 端境期の飢餓救済米の支給で銘記すべき点は、各地方が整然と協力し、対象者の点検工作を実施し、規定通り適切に行なったことである。
 各村(thôn)に運ばれた全ての米は、過去3回の飢餓救済米支給支援の際のように、人民の間に不平不満や不正なことが生じないように人々の監視の下、村管理委員会によって配られた。
 作業グループのしっかりした点検・監視によって、人々への飢餓救済米の受け取りと支給は厳格に迅速に、正しい対象者と中身で実施され、地方の人々からの信頼を醸成した。
 2014年初頭から現在にかけて、ニントゥアン省は長引く厳しい干ばつに苦しめられ、全省6県の47社中の31社が干ばつの大きな影響を受け、人々の生活と生産に少なからぬ影響を与えている。
 政府、中央の各省庁・部門による緊急支援を受けているが、ニントゥアン省の沢山の人々の生活は非常に多くの困難に直面している。とりわけ特別困難な経済・社会地区の世帯、省内の幾つかの地方の貧困家庭、準貧困家庭がそうである。

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( 翻訳者:吉澤萱 )
( 記事ID:1942 )