ベトナム、今後の対米関係の発展を見込む
2015年10月20日付 VietnamPlus 紙

 グエン・タン・ズン首相は、ベトナム訪問中のケイト・ブラウン米オレゴン州知事との会見において、ベトナムは今後、両国関係の一層の発展を見込んでいるとの楽観的な見方を示した。
 10月20日午後に行われた会見の中で、ズン首相は、ブラウン州知事の訪問と州知事によるベトナムの幾つかの省・機関のリーダーとの間で行われた協議の成果を歓迎し、一行の訪問において達成された成果を通じ、ベトナムとオレゴン州の間、さらには越米間の多方面での協力に積極的に寄与するだろうと述べた。
 ズン首相は、多くの分野、特に経済、貿易、投資の分野において越米関係が良好かつ迅速に発展していることに喜びの意を表明したうえで、ベトナムとしては、アメリカを重視し、アメリカとともに、双方は二国間協力をより力強くかつ包括的に発展させ、両国国民に着実な利益をもたらすよう注力すると強調した。
 同首相は、オレゴン州政府とベトナムの各省・機関間の効果的な協力、とりわけ、捜索・救助、救難、災害復興、クリエイティブ・エコノミー、環境保護、衛生向上、農業、輸出入、教育、文化交流など、双方がニーズ、潜在力、優位性を持つ分野における効果的な協力に対する支持を確認した。
 その一方で、同首相は、ナイキやインテルのようなベトナムにあるオレゴン州の各企業の成功も高く評価し、オレゴン州とアメリカの各企業によるベトナムへの投資を強く促した。
 ブラウン知事は、今回の訪問はオレゴン州とベトナムの各パートナー間の協力分野について各種の方法を評価し、意見交換を行い、これを拡大することを目指すものであると述べ、達成された成果により、ベトナムとオレゴン州間において極めて多くの協力機会が広がると同時に、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の締結および施行後における、アメリカ企業による対越投資(の方向性)は明るいとして、楽観的な見方を示した。
 ブラウン知事は、従来の協力分野他にも、捜索・救難分野での経験および技術面での支援や人道的支援を実施し、オレゴン州として、経済、貿易、衛生向上、持続的発展、気候変動への対応、環境保護、教育・訓練、文化およびその他多くの分野においてベトナムと協力する用意があると述べた。

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( 翻訳者:相野那奈子 )
( 記事ID:1955 )