越中経済協力委員会第9回会合が開催
2015年10月20日付 VietnamPlus 紙

 10月20日、中国の首都・北京において、越中経済貿易協力委員会第9回会合が開催された。
 ベトナム側代表団は、商工省のグエン・カム・トゥー次官が団長を務め、ダン・ミン・コイ駐中国ベトナム大使も会合の各セッションに参加した。
 会合において、双方は、それぞれの国の経済状況の概要を報告し、第8回会合から現在までの二国間の経済・貿易協力状況について見直しを行い、二国間の経済・貿易関係の一層の拡大を促進するための貿易・工業協力及びその他の分野における協力における各種の問題について意見交換を行った。
 双方は、越中経済協力委員会第8回会合から現在までに、越中間の経済貿易関係が顕著な発展を遂げたことを確認した。
 2014年の二国間貿易額は590億米ドルに達しており、ベトナムにとり中国は引き続き最大の貿易相手国であり、中国にとっても、ベトナムはASEAN(東南アジア諸国連合)各国の中で2番目の貿易相手国となっている。
 ベトナム税関総局の統計データによると、2015年9月末までに、双方の貿易額は491億6千万米ドルに達し、2014年の同期比で16.1%増加したとされる。
 双方は、双方の指導者が示した2017年までに両国の貿易額を1,000億米ドルに引き上げ、中国からの輸入超過の問題を漸進的に解決するとの目標を実現するための各種方策について意見交換を行うこと、ベトナムから中国への農産品・水産品の輸出を促進するため、農産品貿易の分野での二国間の協力に関する覚書を引き続き実施することなど、各種分野において共通認識に達した。
 また、双方は、協力を強化しているコメ関連企業のため環境を整備し支援を行い、中国企業がEPC(訳注:設計、調達、建設)事業の請負主となっているプロジェクトの質の確保と事業の進捗を促進するため協力し、中国がベトナムのインフラ建設プロジェクトや交通運輸プロジェクトのため優遇借款を充当する等(について協議した)。
 双方は、問題を解決するため各省・部門間における協力を引き続き強化し、二国間の包括的戦略的協力パートナーシップの良好な実施に貢献していくことを確認した。
 会合終了後、双方は越中経済協力委員会第9回会合の議事録に署名した。

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( 翻訳者:寺澤美佐子 )
( 記事ID:1956 )