貧しい少数民族の学生のための政策的奨学金を支給する
2015年10月24日付 VietnamPlus 紙

 2016年1月1日から、貧しい世帯の少数民族の生徒・学生が職業訓練組織で短大・専門学校レベルの教育プログラムに参加する時に、政府が公布したばかりの寄宿政策により、奨学金、寄宿制度、個人で使う物を買うための補助金、旧正月支援、交通費補助などが受けられる。
 職業訓練組織で短大・専門学校レベルの教育プログラムに参加する時に、その政策を受けられる対象となるのは、貧しい世帯または身体に障害のある少数民族の人々、民族寄宿高校を卒業した人々、経済的・社会的に特に困難な地域や少数民族地域、国境地帯や島に戸籍のある貧しい世帯または身体に障害のあるキン族の人々である。
 貧しい世帯や身体に障害のある少数民族の学生は、1か月の基本給の金額と同じだけの奨学金を受けられる。
 民族寄宿高校を卒業した生徒・学生や経済的・社会的に特に困難な地域や少数民族地域、国境地帯や島に戸籍のある身体障害のキン族の学生に対しては、1か月の基本給の80%の奨学金が与えられる。
 そして、経済的・社会的に特に困難な地域や少数民族地域、国境地帯や島に戸籍のある貧しい世帯のキン族の人々は、1か月の基本給の60%の奨学金が与えられる。
 その他に、それぞれの対象の人々は、布団や暖かい服(必要であれば)、蚊帳、ござ、カッパ、職業訓練で使う作業着など個人で使う物を買うためにカリキュラムごとに100万ドンの補助を1回受けられる。
 旧正月に学校に残る学生は15万ドンの補助が受けられる。その他、すべての学生は毎年一回、学校から実家に行き来する費用の補助を受けられる。経済的・社会的に特に困難な地域の学生は一年に30万ドンの補助が受けられ、その他の学生は一年に20万ドンの補助が受けられる。
 この学生たちは、学費の免除・減額、学習・受験にかかる費用の補助、健康診断手帳の支給、毎年の健康診断、医療保険の支給、学習を促す奨学金などを、現在の規定に従って受けられる。
 生徒・学生は短大、専門学校レベルの教育プログラムに参加する時に、この政策規定に従って一回だけ補助を受けられる。対象学生の中で、同時に多くの政策を受けられる人は最も高い政策をひとつ受けられ、同時に多くの職業訓練を受けている学生はひとつの職業訓練の政策を受けられる。
 一年で、奨学金は12か月支給される。1年以下または最後の年が12か月に満たない教育プログラムに対しては、実際に学習をした月の数に拠って奨学金が支給される。単位制の教育プログラムに対しては、教育時間に換算されて奨学金が支給されるが、学習分野・学習レベルが相当する年制のプログラムの学習時間を超えることはできない。
 この決定は、処罰を受けて退学または病気や事故のために学習を継続できず休学する場合、病気・事故で学習を停止、学習を再開、ないし学校が認めた客観的な理由によって学習を停止した場合を除き、停止している期間(期限付き)や、勾留された期間は、生徒・学生は奨学金やその他の支援を受けられないことを明確に規定している。

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( 翻訳者:高木陽奈子 )
( 記事ID:2060 )