脳卒中患者を救急診療するため、ヤンゴン総合病院に脳卒中診療科を開設予定
2015年11月28日付 The Voice 紙

ヤンゴン 11月27日

脳出血患者に、病院に搬送されてきてから抗凝固薬を投与できるよう、ヤンゴン総合病院で脳卒中診療科を2016年に開設予定であると、北オカラーパ病院脳神経科の科長であるドクター・ピューピューレー教授が語った。(訳註参照)

脳卒中患者が3時間から4時間半以内に、上述の脳卒中診療科に搬送された場合、生命の危険を防ぐために、また脳卒中による慢性機能障害の発症を軽減するために、抗凝固薬を投与すると同氏は補足説明した。

上述の診療科開設のために、関係する保健省職員を海外へ研修に送り出していると同氏は話す。

脳卒中の主な症状は、顔面まひ、手足のしびれ、ろれつが回らなくなることであり、発症する前兆として、視野が悪くなること、突然目の焦点が合わなくなることや頭痛が挙げられ、40〜60歳で脳卒中の患者が最も多いこと、その他、3、4歳の子どもや、13歳や20歳以上でも脳卒中患者がいることを、ドクター・ピューピューレーが説明した。

男性に比べ、女性で脳卒中になる人が多いことが、公衆衛生局保健教育部の元への取材で分かった。



訳註:ビルマ語では、脳出血や脳梗塞等の脳卒中などの諸症状を表すひとつの言葉がある。この記事は何度かその言葉を使っており、本文では「脳卒中」の訳語を用いた。

記事で示されている抗凝固薬を投与する治療法は脳梗塞には有効であっても脳出血には禁忌の方法ではないかと推察されるが記事原文は脳梗塞という言葉を使っていない。記事原文の冒頭は脳出血とあったのでそのまま訳出した。他の箇所では原文の通り「脳卒中」の語を使用した。

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( 翻訳者:松浦宇史 )
( 記事ID:2092 )