ASEANの発展過程における歴史的転換
2015年11月23日付 VietnamPlus 紙

 11月22日夜、グエン・タン・ズン首相とベトナム代表団は、マレーシアの首都クアラルンプールで行われた第27回ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議及び関連会議参加の日程を無事に終え、ハノイに帰着した。
 週明けのAPEC(アジア太平洋経済協力)会議で「熱かった」話題がテロであったとしたら、週末のASEAN首脳会議で熱かった話題は、南シナ海問題であった。なぜなら、南シナ海の平和、安全、安定な環境の維持は、あらゆる領域における協力の成功を促すための先決条件であるし、またASEAN、各パートナー、国際社会共通の利益・共通の責任でもあるからである。
 クアラルンプールにおける2日間の日程(11月21日から22日)の中で、ズン首相は、ASEAN各国首脳及び各パートナーと共に、首脳会議、ASEANの加盟各国との会見及びASEANとそのパートナーによる重要イベントへの出席など、早朝から夜遅くまで、数十回にも及ぶ活動がびっしり詰まった議事日程をこなした。
 各会議において、60近くの文書が締結、採択、承認され、その中には、「ASEAN共同体発足に関する2015クアラルンプール宣言」、「ASEAN共同体ビション2025宣言」、「人身取引 (特に女性と子供の人身取引)に対抗するASEAN宣言」の3つの宣言がある。

   ASEANの発展過程における歴史的転換
 「2015年12月31日のASEAN共同体発足に関するクアラルンプール宣言」は、平和、安全、長期安定、持続的な経済成長、全体的繁栄、社会進歩する一つの地域に共存することを目指し、集団としての期待と意志を反映したASEAN憲章に対する加盟国の約束を確認したものである。「宣言」は、ASEANの発展過程における新しい歴史的転換を標し、形成から48年近くが経ち、地域および世界の両方で日増しに存在感を高めながら、「経済共同体」、「社会・文化共同体」、「政治・安全保障共同体」の3つの柱において、緊密に連携した一つの共同体に成長・発展しているASEANの強大さを反映している。
 ズン首相とASEAN各国首脳は、「ASEAN 共同体発足に関するクアラルンプール宣言」の形成は地域連帯の道筋の歴史における画期的な出来事であり、ASEANの戦略における変化の兆しとASEANのより高度な新しい発展段階の幕開けを示すものと見なしている。同時に、ASEAN共同体の構築は、絶え間なく取り組んでいく事柄であること強調し、受け継いできた基盤を基にして、かつ達成された成果を発揮して、引き続きASEANの連帯をさらに高いレベルに持ち上げ強固にする必要があるとの点で一致した。
 それにともない、ASEAN各国首脳は、「ASEAN共同体ビション2025宣言」とともに、今後10年間でASEANの連帯のための方向を定め基盤と枠組を作る「ASEAN 2025-共に着実に歩んでゆく」をテーマとする3つの柱のビジョンを展開するための3つの全体計画を採択した。
各国首脳は、これらの文書を効果的に実施していくことを約束し、同時に、共同体を築く行程をサポートするため、格差是正に関するASEAN連結性及び連結性構想に関する全体計画を引き続き効果的に実施する必要があるとの点でも一致した。
 会議では、アメリカ、日本、韓国、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、インド、国連などの各パートナーの指導者が「ASEAN 共同体発足に関するクアラルンプール宣言」の歴史的意義について取り上げ、ASEANが「ASEAN共同体ビション2025宣言」を実現できるよう引き続きサポートするとともに、現在、地域構造が形作られている中、ASEANが中心的役割を担うことを支援していくことを約束した。

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( 翻訳者:奥山貴子 )
( 記事ID:2107 )