フレーグーにおいて不法占拠している家屋を数百人以上動員して撤去
2015年12月18日付 The Voice 紙

ヤンゴン 12月17日

 フレーグー郡サカンヂー村落区にある農業灌漑省所有地を不法占拠し、20フィートの土地一区画につき30万チャットで転売したとして、12月17日午前6時30分、数百人を動員し、ショベルカー7機で違法住居を撤去した。フレーグー警察が発表した。
 「カレン民族同盟(KNU)/カレン民族解放軍平和評議会(KNLA(PC))の一部が主導し、住居を持たない人々の土地獲得という名目で不法に占拠された土地は、実際には人は住んでおらず、小屋などが建てられているだけで、20フィート×60フィートの区画を30万チャットで転売し儲けていた。退去するよう勧告を再三出してきたにもかかわらず、従わなかったので、今日強制的に撤去しなければならなかった」と、フレーグー郡役場責任者が述べた。
 違法住居のある土地は農業灌漑省農業局の所有地で、約10か月前より、各地から住居を持たない人々が移住してきて、現在約4000棟の小屋が建てられている。サカンヂー村落区役場からの情報でわかった。
 「2500棟以上の住居を今のところ壊し終えました。残りの小屋も取り壊す予定です。家を壊された人たちの側から抵抗してくるようなことは未だ発生していません」と、住居を取り壊した時に警護担当として任務にあたっていたフモービー郡の警察官が述べた。
 自分が土地を買った後、20フィート×60フィートの区画を20万~30万チャットで購入した人もいること、こうして区画に分けて土地販売をしていた人たちは土地代金を使って譲渡可能地に種類変更してくれると言ったこと、現在のように住居を取り壊された時は責任を取ると言っていたが行方をくらましたこと、を6か月前に10万チャットで40フィート×60フィートの土地区画を取得したウー・ミィンスェが述べた。
 KNU/KNLA(PC)は政府との停戦合意書に署名している。この土地には、政府との協力で貧困撲滅、住居の確保を実現している用地、と書かれたビニールの横断幕が掲げられている。

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( 翻訳者:井坂理奈 )
( 記事ID:2174 )