この4か月で3万3600人以上のベトナム人労働者が海外に出稼ぎ
2016年05月05日付 VietnamPlus 紙

 海外労働管理局(労働・傷病兵・社会省)が公表したばかりのデータによると、年初の4か月で海外に出稼ぎに行ったベトナム人労働者の総数は3万3694人(うち1万2867人が女性労働者)であり、2016年の計画の33.69%に達した。
 各企業の報告によると、海外に出稼ぎに行く労働者の総数は4月で1万480人(3307人が女性)である。台湾(中国)が最も多くベトナム人労働者を受け入れている市場であり、その数は4991人(1481人が女性)である。続いて日本が3349人、韓国が1510人、マレーシアが122人(訳注:原文ママ)、サウジアラビアが310人、マカオが24人となっている。
 年初の数か月において、労働輸出市場は、タイやオーストラリアのような新しい市場での雇用機会が開け、韓国との労働協力合意を見直すなど、明るい兆しが出てきている。
 オーストラリアは、2016年に観光でも合法的に就労することができるようにベトナム国民に滞在させるビザを最大で200人分発給すると発表したばかりである。ベトナム人労働者は、オーストラリアで最長12か月間、高い賃金での就労と観光を結びつける機会を得ることとなった。
 タイの市場では、タイとベトナムの両国は、タイに行き、建設と漁業の2つの分野で働くベトナム人労働者を選抜するために協調している。これは試行プログラムであるため、タイで就労する労働者を選抜し送り出すのを許可された最初の団体数は限られている。当面、タイはベトナムの最初の10の団体にタイ市場への労働者送り出しを許可した。
 今年、韓国市場に対し特別な合意の締結はまだなされていないものの、韓国側は規範的で忠誠心のあるベトナム人労働者3500人を受け入れると発表している。
 今後、ベトナム労働・傷病兵・社会省は、韓国雇用労働部、韓国人材開発機関、韓国法務部と通常合意に早期に締結することを期待し、協議していく。しかし、締結にいたるには、雇用契約を破棄して韓国に不法滞在している労働者の割合をベトナムが減少させる必要がある。

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( 翻訳者:阿部静香、橋本実穂 )
( 記事ID:2528 )