在タイのミャンマー人労働者問題を支援すると人権委員会
2016年05月31日付 The Voice 紙

ヤンゴン、5月30日

 タイ在住のミャンマー人労働者問題を支援することに、ミャンマー国民人権委員会が同意したと、同国を拠点として活動している教育開発財団 (FED) の理事ウー・トゥーチッが述べた。

 ラナウン殺人事件で逮捕されたミャンマー人4人に対する支援を要請するため、5月30日にFED とミャンマー国民人権委員会の担当者が会談した際、同意を得たことを同氏が述べた。「ラナウンやタオ島のようなことだけではない。同様に労働者の権利が侵害される問題が生じた場合、人権委員会として私たちと合同で対応することに同意した。」とウー・トゥーチッが述べた。

 ラナウン殺人事件に関して、タイ人権委員会と協力し合うということについても、ミャンマー国民人権委員会は同意していると同氏は述べた。

 ラナウン殺人事件で容疑者として逮捕されているミャンマー人4人を含め、国外に在住するミャンマー人移住労働者に対して、基本政策をきちんと定め保護するよう、労働・入国管理・人口省連邦大臣との6月15日の会談で申し入れること、外務省の責任者とも会談する許可を求めていることがFED からの情報で分かった。

 タイでのタオ島やラナウン殺人事件と同様の事件で、ミャンマー人が濡れ衣を着せられ逮捕されているが、ミャンマー人殺害事件やレイプ事件などで犯人が逮捕されることはないことがタイ在住のミャンマー人労働者への取材で分かる。

 そのほかに、タイを含む国外に在住のミャンマー人労働者の権利が侵害されることを防ぐため、ミャンマー政府として基本政策をきちんと定め、対応していくべきであることをミャンマー人移住労働者問題の支援者たちは述べた。

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( 翻訳者:河野美由貴 )
( 記事ID:2599 )